2011年の東日本大震災での支援活動に端を発して、ライダーの機動力と好奇心を生かした地域社会を元気にするためのツーリングラリーとしてスタートしたのが、7年目を迎えた「にっぽん応援ツーリング」である。全国に設定された応援スポットを巡ることで地域経済の活性化に貢献しまた、SNSなどでの情報発信により地域の魅力や現状を伝えることで震災復興や地域課題解決の役立つとの思いが込められている。そんなにっぽん応援ツーリング2026の事実上のスタートとなるキックオフミーティングが4月29日、東京臨海地区にある海の森水上競技場特設会場で行われた。さらに今回は、新たに発足した災害バイク支援隊「ロッキークラブ」の発会式も併催された。

にっぽん応援ツーリング2026https://www.round4poles.com/nippon2026写真:栗栖国安写真提供:日本ライダーズフォーラム

海を目前にした開放感あふれる会場に200台を越えるバイクが集結

ゴールデンウィーク初日の4月29日、東京ゲートブリッジを望む海の森水上競技場に次々とバイクが到着。にっぽん応援ツーリング2026に参加するライダーを中心に217名がキックオフミーティングに集結した。

特設会場には、新たにスタートする災害バイク支援隊「ロッキークラブ」を象徴する車両として、カスタム仕様のホンダCT125ハンターカブや、JRF代表である風間深志氏がユーラシア大陸横断に使用したヤマハ・マジェスティが展示。参加者の注目を集めていた。

災害バイク救援隊「ロッキークラブ」を象徴するバイクとして、カスタムしたホンダCT125ハンターカブが展示された
代表の風間深志氏がユーラシア大陸を走行したヤマハ・マジェスティ

11時、いよいよキックオフミーティングがスタート。MCを務めた風間晋之介さん、下川原リサさんの進行によりステージイベントが始まり、まずは代表である風間深志氏があいさつ。にっぽん応援ツーリングの主旨を改めて話すと同時に、その狙いをさらに一歩推し進めるかたちで今年度から本格的に始動する災害バイク救援隊「ロッキークラブ」についても説明。災害が身近な日本において、機動性に優れたバイクの特性を生かすことで、救援の一助になれるのではないか、そしてそれを実現していきたいとの思いを語った。

にっぽん応援ツーリングと新たに発足したロッキークラブの主旨について語る風間深志氏
イベントMCは風間晋之介さん、下川原リサさんが務めた

続いて、ロッキークラブの応援歌が歌手の宮苑晶子さんによって披露され、「ゴーゴーロッキーゴー」と会場全体で熱唱。一体感を高めた。

ステージではさらに、本イベントのゲスト、モトクロス界のレジェンド鈴木忠男氏とバイクタレントとしてすっかりおなじみの福山理子さんによるトークショーが行われた。風間深志氏を交えてのトークショーは、にっぽん応援ツーリングから脱線して昔話に花が咲いてしまっていた。そこに理子さんが加わったおやじトークは、会場に笑いを広げた。

歌手の宮苑晶子さんがロッキークラブの応援歌を披露し、「ゴーゴーロッキーゴー」と全員で掛け声を挙げた
トークショーのスペシャルゲストはモトクロス界のレジェンド、SP忠男の鈴木忠男氏と、多方面で活躍中のバイクタレント福山理子さん

ロッキークラブの発足に伴い、ライダー一人ひとりの技術や知識の向上を図るため、ライダーのための救護法やいざというときのロープワークなどのレクチャーも行われた。どれも「へー」と関心する内容で、救援活動に際して役立つことばかりだった。

ロッキークラブの講師陣
ライダーのための救護法をメンタル面からもわかりやすく解説
登山で使用する器具を活用したロープワークをレクチャー

社会貢献ボランティアの一環としてお菓子の持ち寄りが行われ、江東区社会福祉協議会と連携し、江東区内のフードバンクや子ども食堂、社協カフェ「みんなの居場所」などに寄付された。また参加ライダーの交流企画として、地元自慢の一品の持ち寄りも行われ、ステージで紹介された。

地元自慢のお菓子や逸品を持ち寄りライダー同士の交流を深めた
清掃活動も大切な作業

最後は駐車場へと場所を移して、にっぽん応援ツーリング2026の出発式が執り行われた。風間深志氏、鈴木忠男氏、福山理子さん、そしてスタッフらの見送りを受けて、2列縦隊でのローリングスタートでそれぞれの目的地へと旅立っていった。
こうして4時間あまりに渡ったキックオフミーティングは終了。11月1日までの約半年間、全国各地を巡るツーリングラリーがスタートした。

にっぽん応援ツーリング2026のスタート。キックオフミーティングの最後にローリングスタートによる出発式が行われた