最大429psを発揮する1.5L 4気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたパワートレーンを搭載

日産は北京モーターショーで、テラノコンセプトともう1台のSUVを発表しまた。

日産 テラノコンセプト

このモデルは、パトロールとエクストレイル(米国ではローグとして知られる)の中間に位置づけられる。どちらも今後1年以内に発表される新型市販モデルとなる予定だが、重要なのは、少なくとも1台は一部のグローバル市場で販売されるということだ。

日産 テラノコンセプト

中でも最も注目を集めているのは、角張ったタフな外観が特徴的なテラノPHEVコンセプトだ。日産は過去に1990年代半ばから2000年代半ばにかけて販売されたコンパクトSUVにテラノという名称を使用しており、30代以上の方にとっては懐かしい名称だが、この新型モデルは全く異なるものとなっている。

フロントには、SUVのオフロード性能を最大限に引き出すため、外側の縁に角度をつけた分厚いバンパーが装着されている。ノーズ部分のイルミネーション付き長方形は、1980年代の初代パスファインダーやハードボディ・ピックアップトラックの開口部を彷彿とさせ、イルミネーション付きの「NISSAN」ロゴと長方形のヘッドライトも備えている。

タフな印象はボンネットにも続き、3分割のエアスクープとフェンダー上部に取り付けられたランプが特徴だ。フロントウインドウは比較的垂直で、フラットなルーフへと繋がっており、照明付きのラゲッジラックが荷物の積載スペースを拡大、助手席側にはキャリアへのアクセスを容易にするためのラダーが備えられている。また、ブラックのクラッディングが施された角張ったフェンダーフレアが、テラノ・コンセプトに力強いスタンスを与えている。

リアセクションには、ボディカラーと同色の成形キャリアが装備され、フルサイズのスペアタイヤを収納できるだけでなく、テールランプも一体化。リアバンパーもフロントと同様に、角張ったデザインとなっている。エクステリアの詳細は判明したが、残念ながら、日産はテラノコンセプトのインテリア画像を公開していない。

また、日産はテラノPHEVに関する詳細をほとんど明らかにしていないが、現地合弁パートナーである東風汽車との共同開発による中国向け日産フロンティアプロPHEVとフレーム構造のシャシーを共有すると予想されている。そのため、1.5L 4気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたパワートレーンを搭載し、最高出力429ps(320kW)、最大トルク800Nmを発揮する可能性が高いと考えられている。

日産の2つ目のコンセプトカーは、アーバンSUV PHEVだ。日産NX8をベースに、「若い中国人顧客」向けにこのクルマを設計、その形状は今後の中国向けSUVのデザイン言語に沿ったものだ。フロントには細身のヘッドライトとブラケット型のデイタイムランニングランプが配置されており、滑らかで控えめなスタイリングが特徴となっている。

テラノPHEVの市販モデルは中国だけでなく、世界各国の市場で販売される予定であることを示唆しており、日本市場も視野に入っている可能性があるだろう。