樹脂製からアルミ製へ! エンジン周りがグッと引き締まる

スキッドプレート装着後のXSR125。ブロックタイヤやライトガードとの相乗効果で、スクランブラーらしいタフな雰囲気がさらに高まった。

What’s UP! ども、ガレージ146のイシムです。今回のXSR125プロジェクトは、アンダーガードを無骨なアクティブ製スキッドプレートにアップデートしちゃいます。前回までにレバーやライトガードを装着して、操作感も見た目もかなりイイ感じになってきたXSRちゃん。ツーリング先でちょっとした林道へ突っ込んでも大丈夫そう……と言いたいところですが、腹下の防御力はやっぱり気になるんですよね。

スクランブラー仕様を目指すなら、見た目のワイルドさだけじゃなく、エンジン下周りを守るパーツも欲しいところ。エンジン下部って、飛び石や段差、林道の枝や石の影響を受けやすいし、万が一ヒットした時の精神的ダメージもデカい。そこで選んだのが、アクティブ製のスキッドプレートです。

このスキッドプレートは、エンジン下部を飛び石などからガードするパーツ。スクランブラー系カスタムにはもちろん、雰囲気的にはカフェレーサー系カスタムにも似合いそうなデザインです。純正の樹脂製アンダーガードからアルミ製パーツに変わることで、見た目の質感も一気にアップ。機能パーツでありながら、ドレスアップ効果も高いのがポイントですね。

用意したアイテムはコチラ

●ACTIVE スキッドプレート(1万5400円)
エンジン下部を飛び石などからガードするアルミ製パーツで、素材は軽量でサビにも強い。スクランブラー系カスタムだけでなく、カフェレーサー系カスタムにも似合いそうだ。
メーカー公式サイトはこちら

軽量化とリブを立たせることで剛性を上げることができる、バーリング加工が良いアクセントになっている。
素材は軽量で錆に強いアルミ製。本体は2mm厚、ステーは3mm厚と強度も十分。色を塗るのもアリかもね。

ノーマルと比べてみた

純正アンダーガードとアクティブ製スキッドプレートを比較すると、大きさと形状の違いは一目瞭然。アクティブ製のほうが前後方向に長く、エンジンを広くカバーしてくれる。重量は純正が約466g、アクティブ製が約444gと大差なし。つまり重さをほとんど増やさずに、ガード範囲と質感をアップできるわけ。なかなかうれしいポイントじゃない?

ノーマルマフラーなら30分で装着できる

装着手順としては、まず4mmのHEXレンチを使って左右のカバーを外します。左右3本ずつのボルトで固定されているので、落とさないように注意。続いて純正アンダーガードを外し、純正側に付いているゴムブッシュとカラーを取り外して再利用します。外したゴムブッシュとカラーをスキッドプレート側のステー4か所へ取り付けたら、車体へ装着して完了。作業自体はシンプルですが、エンジン下の作業なのでマフラーやエンジンが冷えている状態で行いましょう。

あれっ? マフラーと当たるんですけど……

スペシャルパーツ忠男製マフラー装着車では、エキパイやパワーボックスとステーが接触。ノーマルマフラー車なら不要な加工だが、今回は現物合わせで対応する。

ボルトオンで取り付けできる……はずだったんですが、ここで問題発生。ウチのXSR125にはスペシャルパーツ忠男の「POWERBOX FULL」マフラーを装着しているんです。トグロを巻いたエキパイやパワーボックスで、エンジン下はけっこうぎっしり。その状態でスキッドプレートを仮組みしてみると……あれ? マフラーが当たっちゃって付きません(汗)

パワーボックス部分とステーが接触。穴まで15mmほど届かない。追加ステーで回避させる手もあるが見た目が悪くなるので避けたいところ。

パイプ径も太くなっているし、取り回しも純正とは違うので、まあそうなりますよね。眺めていても付かないので、新品ですが加工する作戦に変更。社外製マフラーに変えている人は知っておきたいポイントかも。

DIY加工でクリア! そして腹下防御の効果を身をもって知ることに……

加工後はエキパイとのクリアランスをしっかり確保。熱膨張時も干渉しにくい位置に収まり、見た目もスマートにまとまった。キパイを避けることに成功。これだけ空いていれば熱膨張時も触れることはなさそう。

まずは目検討でマーキングし、サンダーを使って確実に当たる部分をカット。できるだけ強度を落とさないよう注意しながらも、けっこう大胆に削っていきます。ちなみにカット加工したステーは右前の1枚のみ。仮止めして当たる箇所を確認し、付けたり外したりを何度か繰り返しながら、うまく逃げられる形状にしていきました。前側2か所、計4本のステーを固定しているボルト/ナットも逆組みにして、必要なクリアランスを確保。これで無事に装着できました。いやー、こういう現物合わせって大変だけど、ピタッと収まった時は気持ち良い。ボルトオンパーツも便利だけれど、こうして加工して装着したパーツって世界に一つだけなんですよね。これぞカスタムの醍醐味です。

イシムのこだわり=リザーバータンクを黒く塗る

アンダーガードが樹脂製からアルミ製になったことで、エンジン下がスッキリ見えるし、車体全体の印象もかなりシャープになりました。無骨なアルミ地の質感が加わると、急に“それっぽさ”が出るんですよね。イシム的にも大満足です。
ついでにもうひとつイシムのこだわり。ラジエターのリザーバータンクが白くて悪目立ちしていて、どうも気になっていたんです。下地を作ってつや消し黒の缶スプレーでサクッと塗装。こういう目立たせたくないパーツを黒くしてあげると、車体全体がグッと締まります。ほら、こっちのほうが断然いいでしょ(カスタムは自己満足ですからね)

林道へ持ち込んで腹下防御をチェック。スキッドプレート装着によって、飛び石や軽いヒットへの安心感が増した。

さっそく効果を試しに軽めの林道へGO! やはり125ccの非力さは否めず、勢いが足りず倒木に引っかかってコケました(笑)。でも、そこでスキッドプレートの効果を実感。腹下を守ってくれたおかげで、マフラーは無事。これは結果的に良いテストになった……のかな?

オンロードを走らせても違和感なし。スキッドプレートで軽快さが増したイメージだ。

パワーアップするパーツではないけれど、こういうガード系パーツが入ると走れる場所のイメージが広がります。しかも見た目もタフになって、質感も上がる。XSR125をスクランブラー方向へ仕上げたいなら、スキッドプレートはかなり効くアイテムだと思いますよ。
いや~、腹下を守れるって精神的にもかなり安心。しかもコケてもマフラーが無事だったんだから、今回のカスタムは大成功ってことで良いでしょう(笑)。汗をかいたら腹が減るってことで、最後はいつもの中華屋へランチに行ったのでした。
では次回もお楽しみに。Don’t miss it!

取材協力
GARAGE146_ガレージイシム_
@1ndependent4life
東京都杉並区にある、いわゆる街のバイクショップ。代表の石村マサカズさんは業界歴30年以上のベテランで、元ミニバイクレーサー。スクーターからミッション車、カスタムやサーキット遊びまで幅広く対応する。来店時はインスタ経由で連絡を。

ベースマシン紹介|ヤマハ XSR125 ABS
ヤマハ伝統のデルタボックスフレームに水冷4バルブエンジンを搭載する原付二種スポーツ。MT-125やYZF-R125と基本構成を共有しつつ、丸目ヘッドライトやネオレトロなスタイリングで独自の存在感を放つ。155cc版もあり。

※この記事は月刊モトチャンプ2025年11月号を基に加筆修正を行っています

【モトチャンプ編集部】