フロントフォークの突き出しで約3cmほどローダウン。ボアアップしたエンジンの性能を楽しむため、サスペンションはしっかり機能するセッティングだ。隙間なくディテールアップされたスチームパンクなルックスは、どこへ行っても声を掛けられるという。

映画の世界から飛び出してきたようなスチームパンク仕様

一般的なカスタムはボルトオンパーツが主流という中、カブカスタムは大きなモディファイが楽しめることでマニアライクともいえる。しかし、近年発売されたCT125ハンターカブは中古でも車両価格が高いことから、思い切ったモディファイは少ないのが現状だ。

そんなCT125ハンターカブをベースに、惜しげもなくカスタムしてくれたのがダクトマンさん。ひと目で与えるインパクトは強烈で、まるで映画に登場するようなスチームパンクの世界観を具現化している。

ハーレーダビッドソン用のソロシートが薄いこともあり、かなりローフォルムが際立っている。ハンドル周りのハイトを抑えることも、低い車体作りに貢献しているのだ。純正の吸気ダクトは車載工具入れへと改造されている。

細部に宿る圧倒的な作り込み

どこにポイントがあるのか絞り込めないほど、車体全体に細かなディテールが施されている。

デコレーションに機能的な理由はなく、「やってみよう」という思いつきから金属パイプや金網、バルブのノブなどを車体に追加。ガソリンタンク横に追加されたキャップはアウトドア用ホワイトガソリン缶から切り出したもので、もともとのサビも含めてディテールアップに活用している。

メインフレームのドクロエンブレムは、息子さんから譲り受けたアニメグッズを加工して貼り付けたもの。とにかく「似合うかも」という感覚を大切に、各部へディテールをプラスしている。

旭風防のスクリーンをカットし、ステーを曲げて独自のディテールに改造。ヘッドライトはダイノテック製ヘッドライトの外部をペイントし、ワイルドなマスクへと仕上げる。フロントフェンダーは外され、ウードンカーンチャン製フェンダーキャリアをリペイントして装着している。

樹脂製ボディカバーでありながら鉄製ボディを思わせるペイントも見事で、下地処理に凹凸が出る素材を使用してエージング塗装を実施。本来は高品位なアルミ素材であるアウテックス製ステムスタビライザーにも容赦なく塗装を施し、ヤレ感満載のルックスへと仕上げている。

見た目だけじゃない、本気の走りも魅力

ついスチームパンクな外観ばかりに目が行ってしまうが、機能系カスタムにも抜かりはない。

エンジンはSP武川製キットで181ccへボアアップ。マフラーはヨシムラ製をベースに、ヒートガードやサーモバンテージを巻いてワイルドさを演出している。

SP武川製Sステージボアアップキットで排気量は181ccへと進化。オイルクーラーや強化クラッチなど、エンジン周辺パーツはSP武川製で統一してハイスペックに仕上げている。ステップやペダルもアップ加工され、快適なライディングを実現した。

ローダウンは走行性能を損なわない約3cmに抑え、シートとハンドルを低くすることで低く構えたシルエットを強調。「見た目だけでなく、乗って楽しめることがオートバイとして大切」と語るオーナーは、この仕様のままロングツーリングも楽しんでいる。

ツーリング先では「どうしたのコレ!?」と声を掛けられることも多く、気が付けば触られていることも日常茶飯事なのだそうだ。

ディテールチェック

シートポジションが下がったことで、ポッシュ製ハンドルへ交換してローポジションに最適化。SP武川製の多機能メーターで各種インフォメーションを集中表示し、チューニングエンジンをモニターする。
エヴァテック製の大径フローティングブレーキでストッピングパワーを強化。自作ホイールカバーも全面エージング塗装され、鉄と錆にまみれたスチームパンクな雰囲気を漂わせる。
マフラーはヨシムラ製をベースに、骨太感を演出するためヒートガードやサーモバンテージを追加。あえてラフなバンド留めにすることでワイルド感を強調している。NUIレーシング製スイングアームはアルミ感を払拭するため、エージング塗装を施して装着。
シートはハーレーダビッドソン用のソロシートを加工して流用。カットされたリヤフェンダー周辺にも独自のディテールをプラスし、隙間なく作り込まれている。サイドバッグは往年の人気スポーツバッグを加工し、ワンオフのサポートで固定される。

撮影したのはこのEVENT!

「第21回カフェカブパーティin関西」
■日時:2026年6月14日(日)
■開催地:六甲アイランドイベント広場・特設会場(兵庫県)

素敵な参加記念品が用意される、事前申し
込み制の有料イベント。適度な参加台数、
中身の濃いステージイベントなどがカブヌシから好評。これまで琵琶湖で開催されていたが、2025年からは六甲アイランドに開催地が移転された。

EVENT REPORTはこちら!

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朝9時の開場前から長蛇の列! カブオーナーが続々と来場 イベントは午前9時にスタート。 しかし開場前から参加者たちは続々と会場へ集まり、入場待ちの列が形成されていた。 参加車両はスーパーカブシリーズを中心に、クロスカブ、 […]

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【モトチャンプ】