純正ルックを大きく崩していないため、一見するとライトカスタムにも見える。しかし、ロングホイールベースとワイドな前後タイヤにより、ノーマルとは明らかに異なる車格を獲得している。

純正ルックを生かしながら車格をボリュームアップ

スーパーカブカスタムの人気ショップ、ガレージ521によるコンプリート仕様。車両持ち込みにも対応しており、純正の雰囲気を大切にしながら、CT125ハンターカブをひと回り大きく見せるメニューが施されている。

最大のポイントは、前2.75J、後3.5Jのワイドリム。前後にボリュームのあるブロックタイヤを組み合わせることで、ノーマルよりも骨太で力強い足周りを実現した。

外装は純正のグローイングレッドを生かし、フレームやキャリア類も基本的な形状を残している。そのため大幅に手を加えているようには見えないが、ノーマル車と並べれば全体のスケール感が明らかに違う。純正ルックと迫力を両立した、絶妙なバランスのカスタムだ。

約9cmロングのスイングアームで前後バランスを調整

約9cmロングのスイングアームに合わせ、リヤショックはカブ110用のロングサイズへ変更。リヤフレーム周りにも加工を施し、太足とロングホイールベースのバランスを整えている。

リヤには約9cmロングのスイングアームを装着し、太いタイヤに負けないロングホイールベースを獲得。単純に後輪だけを後方へ移動するのではなく、リヤフレーム周りにも加工を施して全体のバランスを整えている。

リヤショックは、延長された車体に合わせてカブ110用のロングサイズへ変更。リヤ周りの高さとホイールベースを適正化することで、ロングスイングアームを装着しながらも不自然な尻下がりには見せていない。

純正の車体構成をベースにしつつ、リム幅、スイングアーム長、リヤショックの寸法をトータルで調整。各パーツを単品で追加するのではなく、車両全体のシルエットとして完成させている点が、このコンプリート仕様の見どころだ。

オフロード感と積載性を高める追加パーツ

ヘッドライト左右にフォグランプを追加し、その上にも小型ライトをセット。純正ヘッドライトを中心にまとめながら、オフロードマシンらしいメカニカルな表情へ仕上げた。

足周りだけでなく、フロントキャリアやフォグランプも追加。ブロックタイヤと組み合わせることで、CT125ハンターカブが本来持つアウトドアイメージをさらに強調している。

ヘッドライト周りには左右のフォグランプに加え、小型ライトも配置。視覚的なメカニカル感が増し、正面から見た時の迫力も大きく向上した。車体左側にはバッグを装着し、ツーリングでの使い勝手にも配慮されている。

リヤは純正キャリアの上へ、さらにキャリアを重ねたダブルキャリア仕様。積載する荷物に合わせて、ここからさらに発展させることも可能だという。

見た目は純正に近いのに、全体的なスケールだけが大きく感じられる不思議なフォルム。ワイド化やロンホイを派手に主張せず、CT125らしい姿の中へ溶け込ませたカスタムコンプリートだ。

ディテールチェック

車体左側には純正色に合わせたバッグを装着。CT125のスタイルを崩さず、ツーリングで使う小物を収納できる実用的なアイテムだ。

撮影したのはこのEVENT!

「第25回 カフェカブミーティングin青山」
■日時:2022年10月16日(土)・17日(日)
■開催地:Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区※現在は休館)

2022年10月15日(土)、16日(日)にホンダ本社ビルで開催された「カフェカブミーティング青山」は、3年ぶりの開催ということもあり、心待ちにしていたカブ乗りが全国から集結。今回はエントリー台数を各日200台に絞って実施されたが、申し込み開始からわずか30分ほどで定員に達するという異例の人気ぶりだった。一般来場者も含め、多くの“カブフリーク”が会場を訪れた。開催中は、通りすがりの年配者や小学生からも「これカブなの? 素敵ねぇ〜」「うわっ、コレすごい!」といった声が聞こえ、世代を超えて多くの人がスーパーカブの魅力に引き込まれていた。
なお、Hondaウエルカムプラザ青山は本社移転に伴い2025年3月31日をで休館しており、同イベントは2024年が最後の開催となっている。


【モトチャンプ】