スーパーカブのシルエットを大切にしつつ、軽いローダウンと太めのタイヤでまとまりのあるスタイルに。ノーマルをリスペクトした最小限のカスタムは、スッキリ仕上げる好例といえるだろう。

行燈の位置で希少さが変わる!?

近年のスーパーカブが樹脂製カバーに覆われているのに対し、往年のスーパーカブはスチール製のシートポストやリヤフェンダーを採用することから「鉄カブ」と呼ばれている。その鉄カブを愛してやまないのが、この車両のオーナーであるNINECUB91さん。この車両以外にリトルカブを2台、スーパーカブ90を2台所有する大カブヌシだ。

通称「行燈カブ」と呼ばれる理由が、フロントカバーに設置されたポジションランプ。この車両はエンブレムの上にランプがある「上行燈」。エンブレム下にランプがあるモデルは「下行燈」と呼ばれる。

この車両は、通称「行燈カブ」と呼ばれる1976年式で、レッグシールドを装備するスーパーカブらしいスタイルが人気。当初は不動車だったものを手に入れ、コツコツとレストアして実動状態まで復活させた。レストアで苦労するのは6Vの電装系で、ウインカーなどが不点灯になるなど、不具合が出るたびに困っているという。

75ccボアアップで現代の交通事情にも対応

ノーマル50ccのままではあまりに遅いため、キタコのキットで75ccへボアアップ。キャブレターはスーパーカブ90用をインテークマニホールドごと流用している。

ノーマル50ccのままでは交通の流れに乗れないことから、キタコのキットで75ccへボアアップ。吸気系はカブ90のノーマルキャブレター&インテークマニホールドで対応する。ボアアップしたことで走行性能は飛躍的に向上し、これまでの走りに関する不満は解消。古いカブでもカスタムパーツがあるおかげで、流れの速いバイパスもゴキゲンに走れるという。

適度にヤレたレッグシールドが、少し錆びたボディと絶妙にマッチ。1976年式の車両だけに、ヘタな新品パーツを装着すると違和感が出てしまう。レストアするのも苦労の連続だ。

外観はわずかにカスタムされており、太めの80/90-17サイズのホワイトウォールタイヤを前後に装着して少しだけローダウン。フェンダーとタイヤの隙間感が消え、黄金バランスのフォルムを手に入れた。

シート選びにもオーナーのこだわり

劣化したシートをファットムーンで張り替え。あまりピカピカだと古い車体とは合わないため、生地の選定やカラーリングにはかなり悩んだという。シボ感のあるレザーが絶妙な雰囲気を演出している。

ボロボロだったシートはファットムーンにて張り替えたが、目立つ場所だけにカラー&デザインにはかなり悩んだという。真っ黒では地味になり、派手なカラーレザーでは車体から浮いてしまう。

そこで選んだのが、アンティーク感のあるシボ革ツートン。ヤレたレッグシールドに近いアイボリーを座面に、濃紺を側面に配置し、深いレッドのパイピングを加えることで、上質でレトロなホンダ車らしい質感を手に入れた。

目下の悩みは、この車両を含めた愛車たちの保管場所。現在は勤務先のガレージを間借りしているが、それもそろそろ限界とのこと。深すぎるカブ愛ゆえの、うれしい悩みである。

ディテールチェック

中古車として購入した時から、社外リヤショックにより軽くローダウンされていた。灯火類は純正のオリジナル状態を維持し、リヤキャリアを外してスッキリしたフェンダーラインを見せている。

撮影したのはこのEVENT!

「第21回カフェカブパーティin関西」
■日時:2026年6月14日(日)
■開催地:六甲アイランドイベント広場・特設会場(兵庫県)

素敵な参加記念品が用意される、事前申し
込み制の有料イベント。適度な参加台数、
中身の濃いステージイベントなどがカブヌシから好評。これまで琵琶湖で開催されていたが、2025年からは六甲アイランドに開催地が移転された。

EVENT REPORTはこちら!

260台のカブが神戸に集結! 21回目を迎えたカフェカブ関西、その魅力とは? | Motor Fan|自動車情報のモーターファン

朝9時の開場前から長蛇の列! カブオーナーが続々と来場 イベントは午前9時にスタート。 しかし開場前から参加者たちは続々と会場へ集まり、入場待ちの列が形成されていた。 参加車両はスーパーカブシリーズを中心に、クロスカブ、 […]

https://motor-fan.jp/article/1522465/

【モトチャンプ】