純正フューエルタンクを取り外し、バッテリースペースを残しながらローシート化を実現。ダミータンク内部には900ccの別体タンクを収め、最低限の実用性を確保している。

カブの常識を壊して生まれたカフェレーサー

スーパーカブ50がベースとは思えない大胆なモディファイに挑戦したナガタガレーヂさん。ショップのデモ車ということもあり、実用性よりインパクトを重視してロケットカウルを備えたカフェレーサースタイルへと仕上げた。

「デモ車なので、誰もカブでやらないようなカスタムをして目立ってみました」と語るナガタガレーヂさん。ロケットカウルからタンクへと流れるラインが、カブとは思えない存在感を演出する。

カフェレーサーといえば、ダブルクレードルフレームを持つオートバイが定番。しかしアンダーボーンフレームのスーパーカブは、フューエルタンクの位置からしてまったく異なる存在だ。

そこで純正フューエルタンクを大胆に取り外し、ロワードしたソロシート仕様へ変更。さらに車体上部へフューエルタンクを新設することで、従来のカブには存在しなかったシルエットを手に入れた。

社外製フロントフォークへステムごと交換し、ロケットカウルを装着。当初のディープパープルから、より目立つキャンディグリーンへとリペイントされた。スクリーンのステッカーはイベント交流の証だ。

アイデア満載のダミータンク構造

実は、この車両最大のアイデアは新設されたタンク部分にある。

ハーレーダビッドソン用の汎用タンクを加工し、内部へ電装パーツやスイッチ類、小型フューエルタンクをインストール。もともと穴が空いていた廃タンクを大胆にモディファイしている。

外から見えているタンクはダミーのタンク型収納ボックス。その内部へ小型のフューエルタンクを収めると同時に、電装品やスイッチ類まで収納することで、驚くほどスッキリとした外観を実現しているのだ。

フロントフォークはカブ特有のボトムリンク式から社外テレスコピックフォークへ変更し、カブらしさとは完全に決別。アルミ削り出しのディッシュホイールもホイールカバーとは別格の存在感を放ち、カスタムビルダーが手掛けたショーバイクのようなオーラを漂わせている。

アメリカンなセンスも融合した唯一無二の一台

前後にKEPSPEED製ディッシュホイールを装着し、強烈な存在感を発揮。サイズはフロント3.0J、リヤ3.5Jをギリギリに収める。リヤサスペンションはスイングアーム根元で溶接し、リジット化している。

リヤ周りはローダウンを最優先し、純正スイングアームを根元で溶接固定してリジット化。フェンダーをカットして太いタイヤを露出させ、スパイラル加工されたナンバーステーでアクセントを添えている。

その手法はカフェレーサーというより、どこかアメリカンカスタムやチョッパー文化にも通じるもの。カリフォルニアのストリートシーンにも似合いそうな独特のシルエットを生み出している。

エンジンはマニュアルミッション仕様の社外125ccへ換装され、迫力ある車体に負けないパワーを確保。左右デュアル出しのオリジナルマフラーがロワードフォルムをさらに引き締めている。

当初はディープパープルだったボディカラーも、「もっと目立ちたい」という理由から現在のキャンディグリーンへ変更。多めに入れられたピンストライプとともに、唯一無二の存在感を放っていた。

ディテールチェック

モンキー用ハンドルを逆向きに装着し、セパレートハンドル風にアレンジ。途中でパイプをカット&再溶接し、絶妙な角度へと調整されている。インナースロットルを見せるため、あえてグリップは装着していない。
ナガタガレーヂのオリジナルブランド「神戸鉄管」にてワンオフ製作された左右デュアル出しマフラー。分岐部分の手前にインナーサイレンサーを仕込み、消音性能にも配慮している。
テールランプやリヤウインカーは、両サイドカバー後端へ埋め込まれた高輝度LEDが担当。ディッシュホイールへ反射する光が、イルミネーションのような美しさを演出している。

撮影したのはこのEVENT!

「第21回カフェカブパーティin関西」
■日時:2026年6月14日(日)
■開催地:六甲アイランドイベント広場・特設会場(兵庫県)

素敵な参加記念品が用意される、事前申し
込み制の有料イベント。適度な参加台数、
中身の濃いステージイベントなどがカブヌシから好評。これまで琵琶湖で開催されていたが、2025年からは六甲アイランドに開催地が移転された。

EVENT REPORTはこちら!

260台のカブが神戸に集結! 21回目を迎えたカフェカブ関西、その魅力とは? | Motor Fan|自動車情報のモーターファン

朝9時の開場前から長蛇の列! カブオーナーが続々と来場 イベントは午前9時にスタート。 しかし開場前から参加者たちは続々と会場へ集まり、入場待ちの列が形成されていた。 参加車両はスーパーカブシリーズを中心に、クロスカブ、 […]

https://motor-fan.jp/article/1522465/

【モトチャンプ】