外装を取っ払った“スカチューン”を基本に、リヤフェンダーカット&5cmローダウンでアウトローなテイストを演出。エンジンは社外50ccへ換装され、マニュアル4速ミッションで走りが楽しめる仕様だ。

『チョコレート』をイメージしたシックなスカチューン

レッグシールドや純正ヘッドライト&カバー類を取り外し、深いメタリックブラウンとブラックでシックにコーディネートするリトルカブ。通称“スカチューン”によってスマートに仕上げたスタイルは、オーナーの辯天ワークス啓介さんが「チョコレートをイメージして仕上げました」というストリートに映える完成度だ。

ボディカラーのコンセプトは『チョコレート』とのこと。深いメタリックブラウンとブラックの組み合わせがカカオ感をアピールする。メインフレームのメタル調ステッカーが、なんだか銀紙のように見えてくる。

カブカスタムでは定番のスタイルではあるが、やはり目を奪われるには理由がある。美しくペイントされたボディカラーや、ピカピカに磨かれた純正ホイールも当然の要素ではあるが、ポイントとなっているのは細部の仕上げだ。

14インチのリトルカブに、あえてスーパーカブ用17インチサイズのフロントフェンダーを被せてファット感を演出。フロントフォークはインナースプリングをカットして5cmローダウンされる。

見せるところと隠すところを見極める

まずこだわっているのは、見せるところと隠すところをしっかり見極めて対処していることだろう。カスタムすると、どうしてもコストをかけた部分のアピールばかりに気持ちが傾いてしまう。しかし、このリトルカブでは配線の取り回しやコルゲートチューブによる被覆、さり気ないボディのスムージング処理で『外しっぱなし』や『切りっぱなし』とは完全に決別しているのだ。

社外のバーハンドルキットにてステムごと交換し、スッキリしたハンドル周りに変身。キジマのクラシックタイプグリップでレトロ感を演出する。スイッチ類は純正をそのまま流用している。

ハンドルパイプ内やメインフレーム内に配線を通す上級者も存在するが、そこまでできなくても美しく仕上げる手段はある。隠すべきものを見せないことは、質感アップの大前提なのだ。

さらに注目したいのが、各部のボルト&ナット類への丁寧なケア。せっかく美しく仕上げても錆びたボルトが露出していては残念に見えるが、整備のたびに筆塗りでブラック塗装して高い質感をキープ! 新品ボルトに交換したり、チタンボルトという高価なカスタムに頼らなくても、自分にできることはあるのだということを教えてくれる。

美しさと実用性を両立するローフォルム

14インチのリトルカブに、あえてスーパーカブ用17インチサイズのフロントフェンダーを被せてファット感を演出。フロントフォークはインナースプリングをカットして5cmローダウンされる。

ローフォルムを極めるのもカスタムの醍醐味ではあるが、長距離ツーリングできるスペックをキープしている点もカブらしいこだわりだ。前後サスペンションは5cmほどローダウンされるが、実用的なストロークを残すことで琵琶湖1周すら難なくこなせるという。

小径14インチホイールが標準のリトルカブがベースなだけに、低い車体に見えて意外に実用性は損なわれていない。カブは走ってナンボ、汚れなんて気にしない……とは言いつつも、やはり美しい車両は注目される。小さな部分にも手を入れる大切さを、このリトルカブは教えてくれるのだ。

ディテールチェック

マフラーは純正ベースのワンオフ加工で、ナガタガレーヂにて直管タイプにリメイク。ワイルドに巻かれたサーモバンテージで、アウトローな雰囲気に仕上がっている。
リヤフェンダーはカットされ、丁寧に折り込み&スムージングしてディテールを整えている。テールランプはSP武川製で、配線をフェンダー裏へ取り回すことでスマート感を手に入れた。
4速マニュアルミッション仕様の社外エンジンに換装したので、シフトペダルは一般的なリターン式用を装着。純正を加工したサイドスタンドはかなりショートで、車高の低さをものがたっている。

撮影したのはこのEVENT!

「第21回カフェカブパーティin関西」
■日時:2026年6月14日(日)
■開催地:六甲アイランドイベント広場・特設会場(兵庫県)

素敵な参加記念品が用意される、事前申し
込み制の有料イベント。適度な参加台数、
中身の濃いステージイベントなどがカブヌシから好評。これまで琵琶湖で開催されていたが、2025年からは六甲アイランドに開催地が移転された。

EVENT REPORTはこちら!

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朝9時の開場前から長蛇の列! カブオーナーが続々と来場 イベントは午前9時にスタート。 しかし開場前から参加者たちは続々と会場へ集まり、入場待ちの列が形成されていた。 参加車両はスーパーカブシリーズを中心に、クロスカブ、 […]

https://motor-fan.jp/article/1522465/

【モトチャンプ】