Gordon Murray Le Mans GTR
プロトタイプがサルト・サーキットに登場

ゴードン・マレー・グループ(GMG)は、2026年7月2日から5日にかけてフランスのサルト・サーキットで開催されたル・マン・クラシックにおいて「GMSV ル・マン GTR」プロトタイプの走行テストを実施した。ル・マン GTRはわずか24台のみが生産される限定モデルで、全ての生産枠が完売済み。プロジェクトの発表後、開発が進められており、最初のカスタマー向け車両は、2027年に完成する予定だ。
ロングテール仕様のル・マン・レーシングカーをリスペクトしたル・マン GTRは、1970年代から1990年代のロングテール・プロトタイプレーシングカーをオマージュしたスペシャルモデル。今回のル・マン・クラシックでは、ゴードン・マレー自身が60年にわたって手がけてきたレーシングカーやロードカーの歴史を紹介するスペシャルイベントも実施されている。
サルト・サーキットを初めて走行したル・マン GTR XP1(プロトタイプ1号車)は、ヘリテージ・レーシンググリーンのエクステリアカラーを纏い、ダリオ・フランキティのドライブでミュルサンヌ・ストレートからポルシェ・カーブへと素晴らしいスピードで駆け抜けた。
ステアリングを握ったのは公式テストドライバーのダリオ・フランキッティ。高回転型のコスワース製3.9リッターV型12気筒自然吸気エンジンの吹け上がるようなサウンドがサーキット全体に響き渡った。走行を終えたフランキッティは、次のようにコメントしている。
「サルト・サーキットでル・マン GTRをドライブできたことは、本当に素晴らしい経験になりました。このクルマは耐久レースに着想を得た明確な目的を持ちながら、ゴードン・マレーらしい『ドライバー中心』という哲学をしっかり受け継いでいます」
「これほど素晴らしいロードカーとレーシングカーに囲まれ、多くのファンとその瞬間を共有できたことも特別な思い出となりました。このサーキットで、これらのマシンに命を吹き込む役目を担えたことを光栄に思います」
ゴードン・マレーの歴代車両も走行

ル・マン GTRに加え、ゴードン・マレーは自身が手掛けた9台の車両によるデモランを実施。歴代スーパースポーツに加え、彼のキャリアを象徴する歴史的モデルが勢ぞろいした。これらの車両はル・マン・クラシック決勝に先立って、7月4日土曜日の午後にアウトラップ、フライングラップ、インラップの都合3周を走行している。
デモラン後、ゴードン・マレー自身がル・マン・クラシックの公式スターターを務め、ピットストレート上のスターター台からフランス国旗を振ってレースのスタートを告げた。大役を終えたゴードン・マレーは、次のように振り返っている。
「ル・マン・クラシックのスタートを務められたことは、私にとって大変光栄でした。このイベントはキャリアを通じて私が愛し続けてきた耐久レースの魅力を余すことなく体現しています」
「ロングテールのレーシングカーに対する情熱は、何十年経っても変わりません。機能美とエンジニアリングが見事に融合したその姿に、私はいつも魅了されてきました。そのマシンに着想を得たル・マン GTRが、このサーキットを初めて走る姿を見ることができたのは、本当に特別な瞬間になりました」
「GMSV ル・マン GTR」を動画でチェック!

