BMW X5
4代目の現行型はモデル末期に

2026年6月末、5代目となる新型が発表されたばかりの「BMW X5」だが、日本にはまだ上陸していないため、現行型は4代目となる。5代目の新型がいつ日本でも発表、発売されるかは明らかにされていない。

4代目のX5は、2019年2月に発表、発売された。2000年10月登場の初代は全長4665mm、全幅1870mm、全高1705mmだったが、4代目となる現行型は全長4935mm、全幅2005mm、全高1770mmと感覚的には、ふた回り以上大きくなった感がある。

モデル末期となった4代目には、3.0リッター直列6気筒ディーゼルエンジン車や3.0リッター直列6気筒ガソリン+モーターのPHEV、4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載する「Mパフォーマンス」モデルと真性「M」モデルがあった。
なお、2025年12月以降生産モデルでは「xDrive40d M Sport」、「xDrive50e M Sport」、「M60i xDrive」がカタログ(主要装備表)に記載されていた。
現在はオリジナルとファイナルエディションのみ
2026年6月24日に「xDrive40d オリジナル」、「xDrive40d ファイナルエディション」を用意。2026年8月上旬現在、主要装備表に掲載されているのは、この2グレードのみとなっている。

オリジナルの価格は1298万円、ファイナルエディションは1398万円で、3列7人乗りのみが設定される。その価格差は100万円だが、先進安全装備をはじめとした安全装備、機能装備、快適装備の大半が両モデルに標準装備されている。逆にいえば、一部の装備をのぞきトリム類の違いが大きくなっている。
2モデルの装備差は?

具体的には、「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」、自動駐車機能の「パーキング・アシスト・プロフェッショナル」、「BMWドライブ・レコーダー(4方向車載カメラ)」などは、両モデルともに標準装備されている。
また、BMW伝統のキドニー・グリルの輪郭をLEDで照らすイルミ機能の「BMWアイコニック・グロー」や「コンフォート・アクセス」、「分割式テールゲート」などのほか、「M エアロダイナミクス・パッケージ」、「M ハイグロス・シャドー・ライン」、「BMWライブ・コックピット・プロフェッショナル」、「ETC車載器内蔵ルーム・ミラー」、「4ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナー」なども両仕様に標準になる。
価格差100万円なら「ファイナルエディション」の充実ぶりが際立つ

ファイナルエディションに標準で、オリジナルで未設定になるのは、見た目とサウンド面で違いをもたらす「M スポーツ・エキゾースト・システム」、スポーティな見た目と高い制動力をもたらす「M スポーツ・ブレーキ(レッド・ハイグロス・キャリパー)」となる。

さらに、高遮音ガラスである「アコースティック・ガラス」、ヘッドライト内部の加飾をブラック化した専用デザインの「M ライト・シャドー・ライン」、ウインドウモールやルーフレール、一部の外装トリムの加飾である「M ハイグロス・シャドー・ライン・エクステンド・コンテンツ」もファイナルエディション専用だ。人気の「パノラマ・ガラス・サンルーフ(チルト&スライド、ブラインド付)」も「ファイナルエディション」には標準で装備される。
高級SUVで見逃せない質感でも「ファイナルエディション」が上

足元は、オリジナルが20インチの「M ライト・アロイ・ホイール・スタースポーク・スタイリング740M バイカラー/ランフラット・タイヤ」になり、ファイナルエディションは、22インチの「BMW Individual ライト・アロイ・ホイール・マルチスポーク・スタイリング745i バイカラー」を履いている。

外観だけでなく、内装のトリム類、フィニッシュ(仕上げ)も差が付けられている。セレクタレバーやスイッチ類がクリスタルガラス仕上げになる「クラフテッド・クリスタル・フィニッシュ」は「ファイナルエディション」の専用品。205W、10スピーカーの「HiFiスピーカー・システム」を用意するオリジナルに対し、ファイナルエディションでは464W、16スピーカー、9チャンネル・サラウンドとなる「harman/kardon サラウンド・サウンド・システム」を標準装備している。
シート関連も「ファイナルエディション」が充実

「ファイナルエディション」には、リラクゼーション機能(フロント)付シート、「M シートベルト」が備わるほか、上質感を付与する「M アルカンタラ・アンソラジット・ルーフ・ライニング」、利便性を高める「ラゲッジ・パーティション・ネット」もファイナルエディションに標準化している。

オリジナルとファイナルエディションの価格差は100万円で、ファイナルエディションの専用装備をチェックすると、後者の買い得感が際立っている。逆にいえば、走りにも差をもたらすタイヤサイズ、機能装備ではリラクゼーション機能付シートやオーディオシステム、サンルーフ、実用品ではラゲッジネットくらいしか差はない。1300万〜1400万円級の高級SUVだけに、先述した専用装備をはじめ、高級感に差をもたらすトリム類も含め、「ファイナルエディション」を選択することをおすすめしたい。

