
第一弾となるGR86用が発売されたのは2024年1月。そこからさまざまな車種用がラインアップされてきたが、その間、新たな発見も生まれ、初期に開発された車種については、その技術を盛り込んだリニューアル版を出す運びとなった。現状ではGR86と、ここに紹介するGRヤリスGen2である。
既存のGen2用は基本仕様がGen1用と共通だった。バンプタッチまで含め、GR-FOURの4WDをしっかり活かせるロールやピッチングの特性に仕上げられていたから、そのままGen2に使えたのだが、リニューアルに至った理由を、A PITオートバックス東雲の小野祐介さんに伺う。
「Gen2はボディ剛性が上がり、フロントアッパーマウントの取り付けも変わりました(1点留めから3点留め)。従来のモデルを組んだGen2のデモカーに乗るうちに、ボディがサスの仕事をしっかり受けてくれるから、欲が出て、減衰力の特性が一段上がったダンパーを試作しました。
アッパーマウントもGen2の構造を活かし、純正対応から専用のピロに換えています。フロント7㎏/㎜、リア6㎏/㎜のバネレートは以前と同じですが、クルマの動きがもっと素直になり、さらに緩やかになって、車格ならではの安定感まで、これまで以上に高まりました。HIPERMAX GATE SPECのコンセプトに磨きが掛かっています」という。
開発車両でもあるA PITのデモカーはRCの8速AT車で前後のデフはノーマルのオープン。タイヤは265/35R18のADVAN A052を履く。
ス―パーオートバックス浜松にはGen2 RZハイパフォーマンスの6速MT車があり、そちらでもマッチングを確認している。SA浜松号のタイヤは純正のミシュランで、前後のデフは純正装備のトルセンL.S.D.となっている。

では、どんなリセッティングが施されたのだろう? 木下みつひろが明かす。
「各車用の開発で蓄積した技術を採り入れたのがGRヤリスGen2用リニューアルモデルです。サスのストローク速度を、とてもゆっくり動かせるようにできたのが大きなポイントです。
一般にダンパーは、ゆっくりストロークして動く=硬くなるという傾向がありました。リニューアルモデルはそうならず、穏やかに動く。
ストリートでもサーキットでも4輪が路面を捉え続け、タイヤに掛かる荷重がより安定します。結果的にグリップと接地が高まって、タイヤ幅が太くなったような走りができる。ゆっくりストロークするので、視線もブレにくく、運転自体がラクになっています」とのこと。
取材当日は筑波コース1000での助手席体感試乗も行われた。参加者からは「予想以上に乗り心地がよかった」「縁石を乗り越える際も、まったくショックを感じない」「とてもスムーズな動きに感じた」などという声が挙がっていた。
GR86用もGRヤリスGen2用も発売時期などについてはA PITオートバックス東雲のWEBやSNSをチェック!
A PIT AUTOBACS SHINONOME GR Yaris Gen2 おもな仕様内容
■HKS HIPERMAX GATE SPEC GR YARIS Gen2用リニューアルモデル バネレートF 7㎏/㎜ R 6㎏/㎜
■ADVAN A052 265/35R18
■BBS RE-V7 18×9.5J inset 45
■GRヤリス純正18インチパッケージ ブレーキ
■G-maxダイヤモンド ブレーキパッド
■A PIT ECU書き替え 最高出力330㎰
■HKSメタルキャタライザー/スーパーターボマフラーTi
■EVENTURIインテークシステム
■HKSボディキット
■VARIS ボンネット
■A PITオートバックス






