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今日は何の日?■マキシマと統合されてFFセダンとなった2代目セフィーロ

1994年(平成6)年8月24日、日産自動車の「セフィーロ」が初のモデルチェンジで2代目へと進化した。初代は、トヨタ「マークII」に対抗したスタイリッシュなFRハードトップだったが、2代目は米国で人気を獲得していた「マキシマ」と統合され、快適な走りと居住性を両立させたFFアッパーミドルセダンとなった。
スタイリッシュなFRセダンのセフィーロ(A31型)誕生

1988年9月にデビューした初代(A31型)「セフィーロ」は、4ドアハードトップのみで、スポーティなプレミアム志向の若者層をメインターゲットに、また当時人気だったハイソカーを意識したモデルに仕上げられた。

スタイリングは、当時人気絶頂だったS13型シルビアのセダン版のようなスタイリッシュさが特徴で、曲面を多用したデザインを採用。特に2分割のスリットを持つ透明プラスチック製のグリルとフォグライトなどの補助灯を含む6灯式が斬新だった。

パワートレーンは、最高出力205ps/最大トルク27.0kgmを発揮する2.0L 直6 DOHCインタークーラーターボエンジンを筆頭に、2.0L 直6 DOHCおよび2.0L 直6 SOHCの3種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。駆動方式はFR、遅れて4WDも用意された。多くのメカニズムをローレルやスカイラインと共用していたので、走りの完成度は高かった。

初代セフィーロは、スタイリッシュなデザインや走りが評価されたが、販売では王道を行く「マークII」3兄弟(マークII/チェイサー/クレスタ)には敵わなかった。
マキシマと統合されて上級FFセダンに変身した2代目(A32型)セフィーロ

1994年8月のこの日、「セフィーロ」は2代目(A32型)へと進化した。2代目は、国内外で販売されていた「マキシマ」と統合されて、先代のハイソカーを意識したスタイリッシュFRハードトップから上級FFセダンへとコンセプトが変更された。

米国で人気を獲得していたマキシマを日本向けに仕立てただけあって、米国でも中型クラスに入る大きめのボディで、「セドリック/グロリア」と「ローレル」、「スカイライン」の中間的なサイズだった。スタイリングも初代のシャープでハイソカー風のお洒落なデザインから、柔らかい曲線で構成される落ち着いた雰囲気に変貌した。

また2代目セフィーロのアピールポイントのひとつは、広い室内空間に加えてウッド調パネルやファブリック中心の落ち着いた質感重視のインテリアであり、さらにシートも人間構造に基づいたエルゴノミック構造が採用された。


パワートレーンは、エンジンが直6からV型6気筒に置換され、排気量違いの最高出力220ps/最大トルク28.5kgmの3.0L、190ps/24.0kgmの2.5L、155ps/19.0kgmの2.0L DOHCの3種エンジンと、4速ATおよび5速MTの組み合わせ。
車両価格は194.3万円~318.0万円。当時の大卒初任給は19.0万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約236万円~385万円に相当する。
2代目セフィーロは、ローレルやスカイラインよりも廉価で、それでいて室内の広さや上質感に優れたアッパーミドルセダンとして評価され、やや地味な印象ではあったが堅調な販売は維持した。

その後3代目(A33型)で幕を下ろしたセフィーロ
1998年12月には、基本的にはキープコンセプトの3代目(A33型)へ移行した。開発テーマは、“フルリラックス性能”(エクステリア:見てリラックス、パッケージング/インテリア:乗ってリラックス/走行性能:走ってリラックス/安全・環境:人も地球もリラックス)が掲げられた。

3代目は、2代目に引き継ぎセダンらしい安定感のある2代目以上に落ち着いたスタイリングと、ホイールベースを拡大したことによるさらなる広々とした室内空間、クラストップレベルの大容量トランクルームなど、車格がワンランク上の上級グローバルセダンとなった。
また、新開発の2.0L&2.5L V6 DOHCエンジンを搭載して、クラストップレベルの高出力と低燃費を実現。ただし、RV人気が高まっていた当時の市場では、セダンとして存在感はアピールできなかった。

結局、3代目セフィーロは2003年初頭にローレルと統合されて生産を終了。これにより、セフィーロはラインナップから消え、実質的な後継車として「ティアナ」が後を継いだ。
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2代目「セフィーロ」は、FR→FFレイアウト、直6→V6エンジン、ハードトップ→セダン、スポーティ→上級化と、コンセプトが大きく変わった。ハイソカーブームが去り、RV人気が高まることで、戦略的に大きな転換を迫られたのだ。ただ、日本のアッパーミドルセダン市場は当時から縮小していたので、2代目セフィーロは魅力あるモデルだったが、販売面では期待したほど伸ばせずに終わった。
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