オツリを積極的に使って
速い挙動変化にも対処

このステップでは、カウンターステアにアクセルワークを加えて、テールスライドを収める操作を集中してやってみよう。具体的にはパイロンを2本用意して、8の字を描くように走ればよい。
初めは、パイロンの間隔は短めにして、数周グリップ走行で回ってみる。コースに慣れたら、ハンドルを切った状態でアクセルON(ギアは1速)。パワースライドをしながらパイロンを回り、立ち上がりでカウンターステアを当てる。
同時にアクセルも一度緩めて、もう一方のパイロンに向かう前に、テールスライドを収め、遠心力と慣性をゼロにして、直進状態としてから、次のターンを始める。
つまり、旋回中はリアタイヤをスライドさせて、8の字が交差する地点までにカウンターステアとアクセルワークを併用して、スライドを収束させるようにする。
これが上手にできるようになったら、応用として、カウンターを当てつつ、リアをスライドさせたまま立ち上がり、8の字の交点で一挙にアクセルを抜いて、『振り返し』を起こし、逆方向へのテールスライドのきっかけにする。
要するに、カウンターステアの『オツリ』を使って向きを変え、テールスライドをキープしたまま8の字を描く練習だ。
さらに上級編としては、パイロンとパイロンの間隔を広げて、ひとつのパイロンを回ったら、立ち上がりで少し直進&加速し、次のパイロンの手前でブレーキを入れてから進入。
クルマの向きが変わり始めたら、アクセルONでパワースライド→カウンターステア→スライドを収束させて、直進状態で加速、という流れができることを目指したい。
「振り返しからのカウンターステアは、反動が大きいので短時間にたくさん切らないと間に合わなくなります。そのため一瞬ハンドルから手を離さないとカウンターが追いつかないかもしれません。
ただし、サーキットでは基本的に手を離すカウンター操作は使いません。ここでは、リアが流れてスピンモードが始まるときの感覚をまず覚えてください。
カウンターステアをマスターするという意味では、『直進からブレーキ→ターンイン→テールスライド→カウンターステア→まっすぐに加速して立ち上がる』というこの一連の流れが重要です。
8の字の間に『まっすぐに走る』区間を設けることで、カウンターの戻しのスキルが求められるわけです。カウンターステアとアクセルの連携で、スライド量をコントロールし、直線的に加速できれば一人前だと思ってください」
動画はこちら
最終回 STEP6 ブレーキングによる前荷重でスライドを発生させる

10月31日 19:10~配信予定 お楽しみに!
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