欧州のスタンダードスクーター「ホンダSH150i」、2023年モデルは純正アクセサリー装備車も!

写真はブラックアウトホイールを装着し、サイドフェアリング、ロアフェアリングに「SH」のロゴを採用した新色のコールブラック。スマートトップボックス、ウインドスクリーン装備車。
ホンダのスクーターシリーズ「SH」は、コンパクトな外観や大径ホイールを採用したヨーロッパで人気のモデル。ホンダは現在、125ccのSH125i、156.9ccのSH150i、330ccのSH350iの3種類をラインナップ中だが、欧州にて各車の2023年モデルを発表。ここではSH125iの兄貴分となる、パワフルなSH150iのNEWモデルをご紹介しよう。国内での発売は未定。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

前後16インチの大径ホイールを採用したSHシリーズの中間に位置するモデル・SH150i。SH125iとほぼ共通のボディは、全長2,090mm、ホイールベース1,350mmのビッグサイズ。最小回転半径は2.05m、車体重量134.1kgに設定するなど、ビッグスクーターに迫る存在感に仕上げているのが特徴。

エンジンは水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ156.9ccを搭載。ボア×ストロークは60.0mmx55.5mmのショートストロークに設定し、最高出力は12.4kW(16.9PS)/8,500rpmを発揮。

なお、フレーム・外観・足周りが共通となるSH125iのエンジンは、水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ125ccで、ボア×ストロークは53.5mmx55.5mmのロングストロークに設定。最高出力は9.6kW(13.1PS)/8,250rpm。

ストローク長はそのままに、ボア径を6.5mm拡大して排気量アップ&ショートストローク化したSH150iは、SH125iよりも250rpm高い回転数で3.8PSの向上を実現。

SH150iは、125cc版よりも余裕のあるパワフルな走りを獲得したい人、また、“回してパワーを稼ぐ”ショートストロークエンジンならではのスポーツテイストを楽しみたいというユーザーにも大人気。

新型の2023年モデルは、ブラックアウトホイールを装着し、サイドフェアリング、ロアフェアリングに「SH」のロゴを採用したコールブラック、ハイパーレッドの2色を新たに追加。継続色となるパールファルコングレー、マットパールクールホワイト、マットパールパシフィックブルー、パールナイトスターブラックもあり、合計6色をラインナップ。

SH150iは標準仕様車のほか、スマートトップボックス、ウインドスクリーン、ナックルガードなどの純正アクセサリーをセットしたグレードもスタンバイされている。

ハイパーレッド(新色)

スマートトップボックス、ウインドスクリーン、ナックルガード装備車。

コールブラック(新色)

スマートトップボックス、ウインドスクリーン、ナックルガード装備車。

マットパールパシフィックブルー(継続色)

スマートトップボックス、ウインドスクリーン、ナックルガード装備車。

マットパールクールホワイト(継続色)

スマートトップボックス、ウインドスクリーン、ナックルガード装備車。

パールファルコングレー(継続色)

スマートトップボックス、ウインドスクリーン、ナックルガード装備車。

パールナイトスターブラック(継続色)

スマートトップボックス、ウインドスクリーン、ナックルガード装備車。

ホンダSH150i(欧州仕様車) 主要諸元

全長×全高×全幅:2,090mm x 730mm x 1,130mm
ホイールベース:1,350mm
最低地上高:145mm
シート高:799mm
キャスターアングル:26°
トレール:85.2mm
車両重量:134.1kg
乗車定員:2人
最小回転半径:2.05m
エンジン型式:水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ
総排気量:156.9cc
内径×行程:60.0mm x 55.5mm
圧縮比:11.5
最高出力:12.4kW(16.9PS)/8,500rpm
最大トルク:14.9Nm/6,500rpm
定地燃費値:44.7km/litre
燃料供給装置形式:電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式:セルフ式
点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量:7L
変速機形式:無段変速式(Vマチック)
ブレーキ形式:前 油圧式ディスク(ABS) 後 油圧式ディスク(ABS)
サスペンション:前 テレスコピック式(インナー径Φ33) 後 ユニットスイング
タイヤ:前 100/80-16 後 120/80-16
ヘッドライト/テールランプ:LED

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