【スクープ!】 次期型「アウディ RS5 アバント」の撮影成功

【スクープ!】 新型「アウディ RS 5 アバント」はプラグインハイブリッド仕様で2025年登場か?

新型「アウディ RS5 アバント」のテスト車両が走行する様子を撮影した。
新型「アウディ RS5 アバント」のテスト車両が走行する様子を撮影した。
「アウディA5」ファミリーは現在、クーペ、コンバーチブル、スポーツバックで構成されている。そこに次世代では、アウディが「アバント」と呼ぶステーションワゴンが加わる見込みだ。A5アバントのプロトタイプは過去にも目撃されているが、高性能な「RS 5」と思われるテスト車両が新たに登場した。過去には、S5アバントのプロトタイプも目撃されている。

AUDI RS 5 Avant

「RS 4 アバント」から「RS 5 アバント」に改名して登場

「RS 5 アバント」は、アウディのネーミング戦略転換に従って、海外で販売されている現行型RS 4 アバントに代わることになる。昨年発表されたこの新戦略では、エンジンを搭載するモデルには奇数、EVには偶数が車名に与えられる。つまり、次期A4は電気自動車になる。

今回撮影されたプロトタイプがスポーティなRS 5であることは、フロントマスクのインテークやワイドタイヤを収容するフェンダー、巨大なクロス・ドリルド・ブレーキローターから判断できる。さらにRSの特徴である楕円形のエグゾーストチップを装着するため、リヤバンパーの一部が切り取られているところからも明らかだ。このプロトタイプに装着されているエキゾーストチップは、一時的なもののようだ。

PHEV化によるパワーアップでAMGに対抗

PHEV化でパフォーマンスの向上が図られると予想する。
PHEV化でパフォーマンスの向上が図られると予想する。

ボディの運転席側には燃料フィラーキャップと充電ポートの両方を備えているのが見える。パワートレインは、プラグインハイブリッドであることを示している。フロントガラスに貼られた黄色い警告ステッカーも、電動化されていることの証だ。

パワートレインの詳細は明らかでないが、現行RS 5の2.9リッターV型6気筒ツインターボが電気駆動システムと組み合わされると噂されている。現在のモデルは最高出力が450PSだが、次期型は「メルセデス・ベンツ AMG C 63 S Eパフォーマンス」の680PSに対抗して大幅にパワーアップするはずだ。

A5クーペとコンバーチブルの次期型は?

次期A5ファミリーにクーペとコンバーチブルが設定されるかどうかは不明だ。
次期A5ファミリーにクーペとコンバーチブルが設定されるかどうかは不明だ。

新型A5 アバントとS5 アバントが今年後半にデビューするのに対し、RS 5 アバントは早くても来年の登場だろう。なお、次世代A5に関しては、ハッチバックのテスト車両も目撃されている。クーペとコンバーチブルに関しては今のところ不明だ。

「アウディ A3 セダン」改良新型の走行シーン。

「アウディ S3」改良新型がデビュー「最高出力333PSを発揮」「RS3に続きトルクスプリッターを導入」

アウディはコンパクトハッチバック&セダン「A3」のハイパフォーマンス仕様「S3 スポーツバック」「S3 セダン」改良新型を発表した。内外装のアップデートに加えて、出力の向上、「RS 3」譲りのトルクスプリッター導入など、パフォーマンスが大幅に進化。ヨーロッパにおける価格は5万5600ユーロからとなり、2024年第2四半期から販売をスタートする。

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石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…