ポルシェの電動eバイクが大幅進化して2025年仕様デビュー

「ポルシェ eバイク」が2025年仕様から“マカン”用新色追加「120mmトラベルの新型サスペンション導入も」

ポルシェとロットワイルドが共同開発した「ポルシェ eバイク」がアップデートを実施し、欧州での販売をスタートした。
ポルシェとロットワイルドが共同開発した「ポルシェ eバイク」がアップデートを実施し、欧州での販売をスタートした。
ポルシェは、ドイツのeバイク専門メーカー「ロットワイルド(ROTWILD)」と共同開発した「ポルシェ eバイク」にアップデートを実施した。2025年仕様は足まわりの強化に加えて、ポルシェの実車用の新色をエクステリアカラーに追加。「eバイク クロス パフォーマンス EXC」のカラーカタログに、2代目「マカン」用カラーなど魅力的な5色が登場した。

Porsche eBike Cross Performance EXC 

2代目「マカン」のカラーが登場

様々なアップデートが施された「ポルシェ eバイク クロス」2025年仕様。
ポルシェ製モデルのカラーが選べる「ポルシェ eバイク クロス パフォーマンス EXC」に、2代目マカンから導入された新色「プロヴァンス」が追加された。

プレミアム電動バイクメーカー「ロットワイルド」とポルシェは、2021年に共同プロジェクト「ポルシェ eバイク」シリーズをリリース。現在、街乗り用の「ポルシェ eバイク スポーツ」、マウンテンバイク仕様の「ポルシェ eバイク クロス」「ポルシェ eバイク クロス パフォーマンス」「ポルシェ eバイク クロス パフォーマンス EXC」の4モデルを展開する。

高性能仕様の「ポルシェ eバイク クロス パフォーマンス」は、フォックス・ファクトリー(Fox Factory)製サスペンション、シマノ製モーターと12速リヤディレーラーを搭載。大容量630Whバッテリーの搭載により、市街地だけでなくオフロードでも最高レベルの走行性能を実現した。

今回、既存の7色のに加え、「ポルシェ eバイク クロス パフォーマンス EXC」に、「プロヴァンス」「パープルスカイメタリック」「バナジウムグレーメタリック」「ジェットブラックメタリック」「カララホワイトメタリック」という、5色のポルシェ・オリジナルカラーが追加された。「プロヴァンス」は、2024年に2代目マカンから導入された新カラーとなる。

新型サスペンションフォークを導入

様々なアップデートが施された「ポルシェ eバイク クロス」2025年仕様。
今回のアップデートでは、120mmのトラベルを持つ、新開発のサスペションフォークが導入された。

今回のアップデートでは、スタジオ F.A.ポルシェ(ポルシェ・デザイン)がデザインし、ロットワイルドと共同開発した超軽量カーボンフレームに、新開発「フォックス・フロート34 パフォーマンス・エリート・サスペンションフォーク」が組み合わせられた。120mmのサスペンショントラベルを持ち、悪路での繊細なコントロールが可能になった。

視界と視認性を向上させるため、新たに高性能ライティングシステム「スーパーノバ・スターストリームXプロ・フロントライト」を導入。ハイビームモードでは最大1000ルーメンの照射を行う。サドルレールには新デザインのトピーク製「ビーシーン・リヤライト」を搭載する。

電動パワートレインは、信頼性の高いシマノ「EP-801」モーターを引き続き搭載。バッテリー容量はフレームサイズによって異なり、Sサイズには504Whバッテリー、MサイズとLサイズには630Whバッテリーが搭載される。

街乗り用の「ポルシェ eバイク スポーツ」に、5スポークデザインのゼンティス「Mount-X」カーボンホイール」を導入。ねじれ剛性が高く、他のカーボンファイバー製コンポーネントと同様、軽量化とダイレクトなライディング体験に貢献する。ポルシェ eバイク スポーツのカラーは、ベージュのみの展開となる。

フォードとn+ バイクスがコラボレーションした「マスタング eバイク」。

フォードの名車をオマージュしたeバイク「マスタング eバイク」と「ブロンコ eバイク」が登場

フォードは、電動自転車メーカー「n+ バイクス(n+ Bikes)」と共同開発した「マスタング eバイク」と「ブロンコ eバイク」を発表した。フォードを象徴するモデルのエッセンスを採り入れた電動自転車は、クールなエクステリアに最新のパワートレインが組み合わせられた。公式サイトにおけるオーダーがスタートし、デリバリーは2024年後半を予定している。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…