ベントレーが新型2ドア&4ドアモデルに「ベース」と「アズール」を設定

ベントレーが新型ハイブリッドを「コンチネンタル GT」「コンチネンタル GTC」「フライングスパー」で導入

新型PHEVパワートレインが導入された「ベントレー コンチネンタル GT ベース」のエクステリア。
ベントレー コンチネンタル GT/GTCとフライングスパーに、新たなプラグインハイブリッドパワートレイン「ハイパフォーマンスハイブリッド」が導入された。コンチネンタル GT ベース。
ベントレーモーターズは、第4世代のコンチネンタル GT、コンチネンタル GT コンバーチブル(GTC)、フライングスパーに、新たに「アズール」と「ベース」モデルを設定した。両モデルには、4.0リッターV型8気筒エンジンにモーターを組み合わせ、最高出力680PS、最大トルク930Nmを発揮する新開発PHEVパワートレイン「ハイパフォーマンスハイブリッド」を搭載する。

Bentley Continental GT Base

EVモードで80kmの航続距離を実現

ベントレー コンチネンタル GT/GTCとフライングスパーに、新たなプラグインハイブリッドパワートレイン「ハイパフォーマンスハイブリッド」が導入された。写真は新グレード「アズール」。
「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」に続く、「ハイパフォーマンスハイブリッド」も4.0リッターV型8気筒エンジンにモーターが組み合わせられた。

今回、「コンチネンタル GT」「コンチネンタル GTC」「フライングスパー」に搭載されるハイパフォーマンスハイブリッドは、2024年に導入されたウルトラパフォーマンスハイブリッドに次ぐ高出力なパワートレインとなり、標準(ベース)モデルと「アズール」に設定される。ウルトラパフォーマンスハイブリッドは、すでに「スピード」と「マリナー」に搭載されており、ベントレーの現行2ドア&4ドアモデルは、電動化されたV8エンジンのみを搭載することなった。

ハイパフォーマンスハイブリッドは、4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンに電気モーターを組み合わせ、最高出力680PS、最大トルク930Nmを発揮。GTの0-100km/h加速は3.7秒、GTCでも3.9秒を記録し、ウルトラパフォーマンスハイブリッドに迫る性能を実現している。前世代の6.0リッターW型12気筒ツインターボをパワーとトルクで上まわっており、さらにEVモードで最大80kmの航続距離も確保された。

ベントレーが独自開発したアクティブシャシーテクノロジーには、ベントレーダイナミックライド、後輪操舵、電子制御リミテッドスリップデフ「eLSD」が採用されており、「コンフォート」「ベントレー」「スポーツ」の3つのドライビングモードから選択が可能となっている。

クラシカルな内外装の「ベース」モデル

新型PHEVパワートレインが導入された「ベントレー コンチネンタル GT ベース」のインテリア。
エントリーモデルとして設定される「ベース」モデル。コンチネンタル GT/GTCはクラシカルな内外装が採用された。

コンチネンタル GT/GTCの標準モデルは、2003年の初代登場以来受け継がれてきたクラシカルなデザインを踏襲。象徴的なベントレーのマトリックスグリルは、クローム仕上げのサラウンドとセンターバーで構成され、光沢を持ったブラックのアクセントが施された。

フロント下部のバンパーグリルはマットブラック、スプリッターは光沢ブラックで仕上げられ、ヘッドライトデザインは「ハーモニー」を採用。カットクリスタルに着想を得た造形とカスタムのウェルカムアニメーションが特徴となる。

ブライトワイヤーはクローム仕上げとなり、リヤビューはグロスブラックのディフューザーから突き出た2本のクローム製テールパイプフィニッシャーが組み合わせられた。テールライトにもハーモニーアニメーションが組み込まれ、ヘッドライトと共鳴する演出が搭載されている。

標準モデルのインテリアは、ハンドメイドで仕立てられた「ストレートフルーテッドデザイン」シートを採用。スイッチ類やエアベント、オルガンストップ、ドアハンドルはブライトクロームかオプションのダーククローム仕上げを選ぶことができる。トレッドプレートには「Handcrafted in Crewe, England」の刻印が施され、唯一無二のクラフトマンシップをアピールする。

洗練さとウェルビーイングの「アズール」

新型PHEVパワートレインが導入された「ベントレー コンチネンタル GTC アズール」のエクステリア。
先代から設定されていた「アズール」は明るいクロームのサラウンドに縦型フィンを組み合わせ、洗練されたフロントフェイスを形成する。

コンチネンタル GT/GTCの「アズール」モデルは、グロスブラック仕上げのマトリックスグリルと、明るいクロームのサラウンド、縦型フィンの組み合わせによる、洗練されたフロントフェイスが特徴。ロワセクションにはブラックのフロントスプリッターが、ロワインテークにあしらわれた明るいグリルと、美しいコントラストを描く。

足元には、新デザインの22インチアズールホイール(シルバー&明るく機械加工された仕上げ)を採用。フロントフェンダーの「Azure」バッジとともに、エクステリア全体に上品なエッセンスを添える。インテリアはシートとドアインナーに新たな「3Dハーモニーダイヤモンドキルティング」を施し、シートヘッドレストにはアズール専用の刺繍をあしらった。

「アズール」の専用装備として、オープンポアのクラウンカット・ウォールナット製ベニヤトリム、照明付きアズール専用インテリアトレッドプレート、レザーシートのコントラストステッチなどが含まれる。さらに「ツーリング」「コンフォート」「ライティング」の各パッケージも標準装備されている。

コンチネンタル GTC アズールは、首元を暖めるネックウォーマーも備え、寒冷地でもルーフを開けた状態での走行が可能となっており、季節を問わずオープンドライブを楽しめるよう設計されている。

フライングスパーにも「ベース」と「アズール」を設定

新型PHEVパワートレインが導入された「ベントレー フライングスパー アズール」のインテリア。
新型フライングスパーにも「ベース」と「アズール」が設定され、それぞれ個性的なエクステリアやインテリアが導入される。写真はフライングスパー アズールのインテリア。

新型フライングスパーの「ベース」モデルは、グロスブラック仕上げのマトリックスグリル、マットブラックのロワバンパーグリル、クローム仕上げのブライトワイヤー、オーバル形状のブライトクロームテールパイプフィニッシャーを標準装備。インテリアには、ベントレーの刺繍ロゴをあしらった「ストレートフルーテッドシート」を採用した。スイッチ類やベゼル、エアベント、ドアハンドルにはグロスクロームが施され、オプションでダーククローム仕上げも選択可能となっている。

コンチネンタル GT アズールと同様、フライングスパー アズールは、グロスブラック仕上げのマトリックスグリルにクロームのサラウンドと11本の縦型ベーンを組み合わせた、印象的なフロントフェイスが特徴。「Azure」フェンダーバッジ、クローム仕上げのロワグリル、ブライトクロームのエクステリアアクセント、シルバーの22インチアズールホイールが装着される。

フライングスパー アズールは、フロントシートと、リヤシートの外側2席に「ウェルネスシーティング」を採用。シートには加熱・換気機能が備わっており、パッセンジャーの体温調整をサポートする。さらに6つのプログラムから選べるマッサージ機能も搭載されており、筋肉の緊張を和らげ、姿勢のバランスを整えることで長時間ドライブによる疲労を軽減する。

そのほかに、ムードライティング、シートとドアインナーパネルの3Dハーモニーダイヤモンドキルティング、アズールの刺繍があしらわれたヘッドレスト、オープンポア・クラウンカット・ウォールナットのウッドトリムなどを標準装備。照明付きのベントレー・トレッドプレートには「Azure」のロゴが刻まれる。

【車両本体価格(税込)】

ベントレー コンチネンタル GT ベース:3367万円
ベントレー コンチネンタル GT アズール:4040万円
ベントレー コンチネンタル GTC ベース:3685万円
ベントレー コンチネンタル GTC アズール:4422万円
ベントレー フライングスパー ベース:2950万円
ベントレー フライングスパー アズール:3540万円

【問い合わせ】
ベントレーコール
TEL 0120-97-7797

【関連リンク】
・ベントレー 公式サイト

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…