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ドコモの「ワンナンバーサービス」をBMWに導入
BMWとドコモは、2018年12月からクルマへのコンシューマeSIM搭載における協業の検討を開始し、BMWの車両に5GモジュールとコンシューマeSIMを搭載したモバイル通信を利用可能にする仕組みを共同開発した。そして今回、BMW iXとBMW i4がコネクテッドカーとして初めてドコモの「ワンナンバーサービス」に対応した。
ドコモのワンナンバーサービスは、ひとつの電話番号をスマートフォンとアクセサリ端末で共有。アクセサリ端末での音声通話やデータ通信を、月額550円（税込）で利用できるオプションサービスとなる。
これにより、スマートフォンで利用中の電話番号や料金プランをそのままBMW車両での音声通話やデータ通信にも使うことが可能になった。スマートフォンとBMW車両をBluetoothで接続することなく、車内での音声通話及びインターネット通信の利用環境がより快適になる。
車内で最大10台の端末をWi-Fiに接続可能に
BMW iX及びBMW i4には、従来から「BMWコネクテッド・ドライブ」の各種サービス提供のためeSIMが搭載されている。これに加えて今回、本サービスで利用するコンシューマeSIMと5Gモジュールを搭載し、5Gにも対応した。
車両に搭載されている最新のモバイル技術である「DSDA（Dual-SIM-Dual-Active）」で、2つのeSIMを同時にアクティブにすることにより、BMWコネクテッド・ドライブの通信に加え、利用者自身の音声通話やデータ通信も車両を経由して利用することが可能となった。
また、コンシューマeSIMを活用した5G対応の車内向けWi-Fiのセットアップが可能となり、車内においてスマートフォンやタブレット端末などを最大10台までWi-Fiに接続し、5Gの高速データ通信の使用が可能となる。
BMW i4とiXからサービスをスタート
このサービスは、ドコモのワンナンバーサービスの契約とともに、BMWが提供する「My BMWアプリ」か「BMWポータルサイト」にBMW IDでログイン後、表示されたドコモのサイトにdアカウントでログイン。BMW IDとdアカウントを連携させることで使用可能となる。
BMW IDとdアカウントの連携により、個人で購入した車両だけでなく、レンタカーやカーシェアなどでBMW iXやBMW i4に乗車する際にも、サービスの使用が可能になった。さらに、BMW iXとBMW i4に加えて、今後発売される他のBMWモデルも、本サービスに対応する予定だという（一部のモデルではソフトウェア・アップデートが必要になる場合も）。
