プレイバック! 東京オートサロン2022【RAYS】

BEV時代にこそ、最高峰のホイールを 【RAYS:東京オートサロン2022】

東京オートサロン2022、RAYSの出展ブース
GR 86など国産スポーツカーを数多く展示したレイズのブース。クルマに加えて多種多様なブランドのホイールも見受けられた。レイズの幅の広さを感じさせる光景だった。
2年ぶりに開催された東京オートサロン2022。今回も魅力的かつ個性的なメイクスが多数出展され、クルマ趣味の多様性と可能性を存分にアピールしていた。ここでは会場で見かけた多くの出展から、GENROQ Webが厳選したモデルを紹介していく。

多種多様な高性能ホイールが集結

東京オートサロン2022、RAYSの出展ブース
テスラ モデル3の足もとにはホムラ2×7FTが装着された。ホムラにとって7つの交点スポークを示す「2×7」は常に主軸にあり、2×7FTは最新作である。今回、装着されたのは前後とも8.5J×20インチ。タイヤサイズは245/35R20だった。

熱血硬派系のスポーツホイールがひしめき、ブースには新作ホイールを装着したGR 86に加えて、SUPER GT(GT300)を闘うレーシングカーのapr GR 86 GTまでが展示された。やっぱり日本のチューニングカーシーン、モータースポーツはレイズが支えているのだと思わせるような、威勢のいい光景だった。

しかし、その陰に隠れるようにして展示されていたテスラ モデル3にスポットを当ててみたい。世界的な潮流であるEV化に向けて、その先駆け的な存在となったテスラの主力モデルである。それをHOMURA(ホムラ)の新作である2×7FTが美しく、力強く支えていた。ボルクレーシングを筆頭とする型鍛造ホイールとは別路線で、鋳造(キャスト)ホイールでの理想像を描き、あらゆる車種をエレガントに彩るブランドである。

キラリと光る、未来への提案

東京オートサロン2022、RAYSの出展ブース
レイズのフラッグシップにあるボルクレーシングの製品群。TE37自体を大切に育て続けながらも、新しい造形への挑戦も絶やさないことが伝わる。今後はBEVを想定したモデルが登場するという。

単なるドレスアップではない。モデル3を含むテスラの普及に代表されるように、今後はますますBEVが一般化する。一部のシティコミューターを除けば、それはクルマがより高重量化することを意味する。このトレンドに対して、常にレイズは向き合い続けているという。そうした意味でも、この場にモデル3がいることには大きな意味があった。

今後はレイズの看板ブランドであるボルクレーシングからも、こうしたBEVカテゴリーを見据えた新作が登場するというから楽しみだ。日本で生まれた世界最高峰の鍛造技術は、もしかしたらBEV時代になってこそ、その性能が必要とされるのかもしれない。

REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)

【関連リンク】
・RAYS 公式サイト
https://www.rayswheels.co.jp/

BMW iX xDrive 50とアウディ e-tron 50 クワトロ・アドバンスドのツーショット

非公開: ジャーマン・ピュアEV最前線! BMW iXとアウディ e-tronが進むアプローチの違いとは?

BMWの電動化を象徴するiブランドの最新モデルがSUVのiXである。まるでコンセプトカー然とした未来的なデザインが魅力的な1台だ。対するはアウディのプレミアムEVであるe-tron。2台のプレミアムEVはどんなキャラクターの違いを見せてくれるのだろうか。

キーワードで検索する

著者プロフィール

中三川大地 近影

中三川大地