内外装と走行性能を強化した「アウディRS 4/RS 5」用オプションパッケージ

アウディ RS 4 アバント/RS 5 クーペ/RS 5 スポーツバックに、スポーティな「コンペティション・パッケージ」登場

「コンペティション・プラスパッケージ」を装着したアウディ RS 5 クーペの走行シーン。
アウディ・スポーツにより開発された「コンペティション・プラスパッケージ」を装着した、アウディ RS 5 クーペ。
アウディ・スポーツGmbHは、RS 4 アバント/RS 5 クーペ/RS 5 スポーツバックにファインチューニングを施した「コンペティション・パッケージ(Competition package)」と、よりスパルタンなメニューを加えた「コンペティション・プラスパッケージ(competition plus package)」を設定、導入を開始した。

Audi RS 5 Coupe
Competition plus package

スポーティなマットカーボンのエクステリア

「コンペティション・プラス・パッケージ」を装着したアウディ RS 5 スポーツバックのエクステリア。
エクステリアは、フロントブレードやリヤディフューザー・トリムなどをマットカーボンに変更。よりゴージャスな雰囲気を求めるユーザーにはグロスカーボン製も用意されている。

アピアランスでは、ボンネットとトランクリッドのフォーシルバーリングス・エンブレムがグロスブラック仕上げとなり、スポーティなキャラクターを強調。また、エクステリアに初めてクリスタル効果のあるセブリングブラック仕上げが追加された。

どちらのパッケージにも、専用デザインの「カーボンマットオプティクスパッケージ」が含まれ、エクステリアミラー、フロントブレード、サイドフラップ、シルエクステンション、リヤディフューザー・トリムが、スポーティなマットカーボンファイバー製コンポーネントに変更。オプションでグロスカーボンもチョイスできる。

スポーティな外観をさらに際立たせたいカスタマーには、ファントムブラックの20インチ・コンペティションホイールを追加することも可能。また、公道とサーキット兼用設計のピレリ「P Zero Corsa」ハイパフォーマンスタイヤも組み合わせることができる。

コンペティション・パッケージ専用ボディカラーとして、「カーボンマット」も用意された。

ブレーキやエキゾーストシステムを強化

「コンペティション・プラス・パッケージ」を装着したアウディ RS 4 アバントの走行シーン。
ブレーキシステムやエキゾーストシステムを強化したことで、ドライビングダイナミクスの向上に加え軽量化も実現している。

ステアリングギヤレシオは1:13.1に固定。「クワトロ・スポーツ・ディファレンシャル」も強化され、特に「ダイナミック」ドライビングモードにおいて、俊敏性とドライビングのプレジャーが向上した。また、コントロールユニットのパラメータが変更されたことで、より大きな荷重がリヤに掛かるようセットアップされている。

トランスミッション制御ユニットのソフトウェアを更新してシフト時間も短縮。専用のABSソフトウェアとRSセラミック・ブレーキシステムとの組み合わせにより、100km/hからの制動距離が最大で2m短縮されている。

アウディ・スポーツGmbHは、コンペティション・パッケージのために専用開発したマットブラックのテールパイプを備えた新開発「RSスポーツ・エキゾーストシステム・プラス」を採用。8kgの軽量化に加えて、エンジンルームとインテリア間の断熱材を削減。より迫力のあるサウンドを楽しめるようになった。

20mmのローダウンが可能な足まわりをオプションで用意

「コンペティション・プラス・パッケージ」を装着したアウディ RS 5 クーペのメカニズム。
より、スポーティなコンペティション・プラスパッケージは、足まわりに「RSスポーツ・サスペンション・プロ」を装着。トータルで20mmのローダウン化を果たしている。

コンペティション・プラスパッケージには、足まわりに「RSスポーツ・サスペンション・プロ」が用意された。路面状況に合わせてセッティングの調整が可能で、日常域における快適性を失うことなく、ドライビングダイナミクス性能を大幅に向上させることができる。

RSスポーツ・サスペンション・プロを装着することで標準モデルから10mmのローダウン化を果たし、サーキット走行時などには追加で10mm車高を下げられる。さらに、スプリングレート、3ウェイダンパー、スタビライザーの強化により、走りの質感も向上。どちらのパッケージも、2.9リッターV型6気筒ツインターボエンジンの最高出力は450psのままだが、最高速度は290km/hに高められている。

コンペティション・プラスパッケージを装着したRS 4 アバントの0-100km/h加速は3.9秒とスタンダードモデルと比較して0.2秒短縮した一方、RS 5 クーペ/スポーツバックは3.8秒と0.1秒の短縮となっている。

シックなピアノブラックのシートサイドパネル

「コンペティション・プラス・パッケージ」を装着したアウディ RS 5 スポーツバックのインテリア。
コクピットはシートサイドパネルをシックなピアノブラックに変更。シートはオプションで、リサイクル素材のダイナミカ製を選ぶこともできる。

インテリアは、コンペティション・パッケージ、コンペティション・プラスパッケージ共に、シートサイドパネルをピアノブラックに変更。オプションでダイナミカ/パール・ナッパのコンビネーションシートも用意されている。このダイナミカは、ペットボトルからリサイクルされた繊維を45%使用しており、シート1基あたり約215gのペット・リサイクル繊維から加工されている。

「コンペティション・パッケージ/コンペティション・プラスパッケージ」を装着したRS 4 アバント/RS 5 クーペ/RS 5 スポーツバックは、7月から欧州において正規ディーラーでのオーダーを開始。価格はコンペティション・パッケージが7875ユーロ~、コンペティション・プラスパッケージが1万1875ユーロ~となっている。

「ブラック・オプティクス・プロ・パッケージ」を装着したアウディ A4 オールロードクワトロ。

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