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BMW X1 × Audi Q3
ボディサイズはほぼ同じだが…
両車のディメンションは以下のとおり、かなり似通っている。
BMW X1 sDrive18i
全長4500×全幅1845×全高1642mm
ホイールベース2692mm
※日本仕様現行型比:全長+45 全幅+25 全高+32 ホイールベース+22mm
アウディQ3 35 TFSI
全長4490×全幅1840×全高1610mm
ホイールベース2680mm
アウディQ3スポーツバック 35 TFSI
全長4500×全幅1840×全高1565mm
ホイールベース2680mm
Q3の場合、「S line」を選ぶと全長が+5mmとなるが、いずれにしてもサイズはほとんど変わらない。スポーツバックは標準モデルに比べて、長く低い、スポーティなスタイリングとなる。
ただし、わずかとはいえ、居住性に影響を与えるであろうホイールベースや全高でX1が上回っている点は見逃せない。新型X1は現行型よりひと回り大きくなったが、このあたりはライバルを徹底研究し、ブラッシュアップした結果だろう。
ガソリン、ディーゼル、MHV、PHVさらにBEVを揃えるX1
急速に電動化が進む自動車市場において、BEVモデルやハイブリッドモデルをラインナップするのは、もはや当然の流れとなっている。新型BMW X1もその例に漏れず、
マイルドハイブリッド
X1 xDrive23i、X1 xDrive23d
プラグインハイブリッド
X1 xDrive25e、X1 xDrive30e
BEV
iX1 xDrive30
というモデルが、順次設定されていく予定だ。
一方、X1の純エンジンモデルとしては、以下が欧州モデルとしてラインナップされている。
BMW X1 sDrive18i
エンジン形式=直列3気筒ガソリンターボ
排気量=1499cc
最高出力=136ps/4400-6500rpm
最大トルク=230Nm/1500-4000rpm
0-100km/h加速=9.2秒
WLTCモード燃費=14.3~15.9km/リッター
駆動方式=FWD
BMW X1 sDrive18d
エンジン形式=直列4気筒ディーゼルターボ
排気量=1995cc
最高出力=150ps/3750-4000rpm
最大トルク=360Nm/1500-2500rpm
0-100km/h加速=8.9秒
WLTCモード燃費=18.2~20.4km/リッター
駆動方式=FF
Q3はガソリン+FWDとディーゼル+AWDの組み合わせ
対するアウディQ3は、日本市場では「ガソリンエンジン×FWD」と「ディーゼルエンジン×AWD」という2種類のパワートレインが導入されている。
アウディQ3 35 TFSI
エンジン形式=直列4気筒ガソリンターボ
排気量=1497cc
最高出力=150ps/5000-6000rpm
最大トルク=250Nm/1500-3500rpm
0-100km/h加速=9.2秒(欧州仕様参考値)
WLTCモード燃費=15.5km/リッター
駆動方式=FWD
アウディQ3 35 TDI クワトロ アドバンスト
エンジン形式=直列4気筒ディーゼルターボ
排気量=1968cc
最高出力=150ps/3500-4000rpm
最大トルク=340Nm/1750-3000rpm
0-100km/h加速=7.6秒(欧州仕様参考値)
WLTCモード燃費=15.4km/リッター
駆動方式=AWD
X1とQ3いずれのモデルも、1.5リッターガソリンエンジンと2.0リッターディーゼルエンジンを軸としたパワートレインが揃えられ、トランスミッションはすべて7速DCTとなる。
パフォーマンス面では、ほぼ同等だ。ただし、X1の場合は上位モデルとしてマイルドハイブリッド仕様が用意されており、日本へ導入された場合は、うれしい選択肢が増えそうだ。
参考までに、BMW X1のマイルドハイブリッドモデル「xDrive23d」のシステム最高出力は211ps、最大トルクは400Nmとされており、0-100km/h加速は7.4秒。通常モデルに対してさらなるパフォーマンスを与えられるばかりか、18.9~21.0km/リッター(WLTCモード燃費)という環境性能も持ち合わせている。
日本市場での対決の行方
現在、日本市場において、BMW X1とアウディQ3はいずれも、「ガソリンエンジン×FWD」と「ディーゼルエンジン×AWD」というラインナップを展開している。新型導入時にX1のラインナップがどうなるか、現時点ではまだ発表されていないものの、多くのパワートレインが設定されているモデルだけに、期待は膨らむ。