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Mercedes-Benz C111-II V8
4台の貴重なヒストリックモデルを投入
スイス・アルプスを望むウインターリゾート、サンモリッツを舞台に開催されるイベント「ザ・アイス・サンモリッツ」には、世界中のコレクターや自動車メーカーが保有するヒストリックカーが勢揃いする。2月24日金曜日は凍結湖を望むパルクフェルメで参加車両が一般公開され、コンクールデエレガンスの審査を実施。25日土曜日には氷上でのダイナミックなデモンストレーションランも披露される予定だ。
このスペシャルイベントにメルセデスは、「C 111-II」と「300 SLS ツーリング」という貴重なスポーツカーを参加させる。さらにメルセデス・ベンツ・ヘリテージからは、「600 リムジン(W100、1963年製)」と「300 SL ロードスター(W198、1958年製)」も展示。ドライバーには、元F1パイロットで現在はメルセデスAMGのブランドアンバサダーを務めるカール・ヴェンドリンガーの起用も決まった。
メルセデス・ベンツ・ヘリテージの代表を務めるマルクス・ブライトシュベルツは、ザ・アイス・サンモリッツへの参加について次のようにコメントした。
「メルセデス・ベンツ・クラシックは、新たな試みを積極的に行っています。サンモリッツで開催される『ザ・アイス』への参加もそのひとつです。ヒストリックカーがガレージに留まりがちな寒い冬に、あえて展示し、走らせるイベントとなります。山々、雪、氷、そして願わくば太陽が(笑)、素晴らしい舞台を用意してくれるでしょう」
凍結したサンモリッツ湖上で審査を実施
ザ・アイスのイベント名、「ICE」は「International Concours of Elegance(インターナショナル・コンクール・オブ・エレガンス)」を略しており、凍結路面を走行する「ice(氷)」とのダブルミーニングとなっている。
ヒストリックカーが走行するサンモリッツ湖の氷上サーキットは氷の厚さが50cm、1年で3ヵ月しか使用することができないという。凍結路面に雪をかぶせたオーバルコースは、馬術競技のポロをはじめ、さまざまなイベントにも利用されている。
今回のザ・アイス・サンモリッツでは、「オープンホイール(Open Wheels)」「湖上のバルケッタ(Barchettas on the lake)」「ル・マン100(Le Mans 100)」「コンセプトカー&ワンオフ(Concept Cars & One Offs)」「クイーン・オン・ホイール(Queens on Wheels)」など、様々なクラスで審査を実施。メルセデス・ベンツ C111-IIは「コンセプトカー&ワンオフ」に、300 SLSは「湖上のバルケッタ」への参加が決まっている。