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ヴァルキリーのテストとGTシリーズへの参戦
2024年シーズン、アストンマーティン・レーシングとファクトリードライバー契約を行ったのは9名。マルコ・ソーレンセン、ダレン・ターナー、ニック・ティエム、ロス・ガン、ジョニー・アダム、ヴァレンティン・ハッセ・クローが残留し、マティア・ドルディ、エンリケ・シャヴェス、デイビッド・ピタードが新たに加わった。
アストンマーティンは、2025年シーズンの世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に、ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定に則って開発された、ヴァルキリーの投入を計画。チームを運営するハート・オブ・レーシング(HoR)と共に、2024年中にテストがスタートする予定だ。
また、WECやIMSAのトップカテゴリーのトップカテゴリーだけでなく、GT3/GT4によるカスタマープログラムも継続。2024年シーズンに向けて、アップデートされたヴァンテージ AMR GT3 Evoとヴァンテージ GT4を投入する。WEC、IMSA、SRO主催のGT選手権シリーズに加え、さまざまな地域の国際的なレースへの参戦が計画されており、今回発表されたファクトリードライバーが、そのステアリングを握ることになる。
2022年以来のWEC制覇を狙うソーレンセン
2024年シーズンのWEC LMGT3クラスには、現時点でハート・オブ・レーシングチーム(27号車)とD’ステーション・レーシング(777号車)がエントリー。27号車のヴァンテージ AMR GT3 Evoをイアン・ジェームス、777号車はソーレンセンのドライブが決まっている。新たにGT3マシンで争われることになった、WECへの挑戦を前にソーレンセンは次のように意気込みを語っている。
「アストンマーティン・レーシング在籍8年目となり、このチームを家族のように感じています。そして、私自身、今がキャリアの全盛期にあって、ワークスチームのプログラムに貢献できる自信もあります」
「新たなマシンを開発し、モータースポーツへの関与を深めている時期に、アストンマーティンに在籍できるなんて、本当に最高です。現時点でD’ステーション・レーシングからのWECへの参戦が決定していますが、さらに他のシリーズへの参戦も行われる予定です」