マツダ「ロードスター」より軽量のEVが登場!? テスラの元社員が開発した「世界初のフェザーウェイト電気自動車」

ロングボウ スピードスター
これらの車の車重は2,200ポンド(1,000kg) 未満で、ロータス エリーゼより数百ポンド重いが、マツダ「ロードスター」より軽量で、完全電気自動車としては際立っている。また発売時には1,973ポンド(895kg)を目標としているというから驚きだ。

「スピードスター」は、0-60mph(0-96km/h)までスーパーカーレベルの3.5秒で加速

英国を拠点とする「ロングボウ」は、「ロードスター」と「スピードスター」という2台の「超軽量」電気スポーツカーを発表した。

同社のプレスリリースによると、これらの車の車重は2,200ポンド(1,000kg) 未満で、ロータス エリーゼより数百ポンド重いが、マツダ「ロードスター」より軽量で、完全電気自動車としては際立っている。また発売時には1,973ポンド(895kg)を目標としているというから驚きだ。

ロングボウ スピードスター

ロングボウは、元テスラのエンジニアであるダニエル・デイビー氏とマーク・タプスコット氏の2人と、電気ボート会社のCEOによって設立された新興企業だ。彼らの経歴には、ルーシッド・モーターズ、BYD、フォーミュラ E、ロータス、アストン・マーティン、アリエルでの勤務歴があり、基本的にパフォーマンス とEVの専門知識が売りだ。

フロントガラスやルーフのない2人乗り「スピードスター」は、推定航続距離がWLTP計測で275マイル(約442k)を誇る。0-60mph(0-96km/h)まで3.5秒で加速するが、これは、一部の非常に速いスーパーカーレベルでありお、テスラ モデルYパフォーマンスとまったく同じ数値なのだ。

来年初めに開始予定のスピードスターの生産が終わると、ロングボウは「ロードスター」と呼ばれるハードトップ バージョンに移行する。後者は2,193ポンド(994kg)と少し重いため、60mphまでの加速は0.1秒遅い。ただし、航続距離は5マイル長くなり、合計280マイル(450km)となる。

ロングボウ ロードスターとスピードスター

同社は、「英国初の電気スポーツカーメーカー」であることに加え、「世界初のフェザーウェイト電気自動車(FEV)の公式発表により、象徴的な自動車の原型に新たな活力を与える新しいカテゴリー」になるとしている。また、スピードスターとロードスターでは、「比類のない運転体験を伴う実路上でのパフォーマンスに重点を置き、英国の豊かな伝統である軽量スポーツカーに独自の解釈を提供する」と誇らしげに述べているという。

両モデルの予約受付中で、開始価格は、スピードスターが84,995ポンド(約1,600万円)、ロードスターが64,995ポンド(約1,200万円)で、各モデル150台の生産が予定されているという。パワートレインは今後発表される予定だ。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…