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純正移植やワンオフ技を連発し、車種不明となるまでとことん加工!!
干葉県にあるプロショップであり、全国のイベント等でアワード車を数多く輩出するなど、深度の濃いカスタムを得意とする『ビーダッシュ』。鈑金塗装、ワンオフ加工、移植技、内装、そしてオーディオと、カスタムカーの製作を得意とするショップであり、オートサロンの出展も常連と、全国区の知名度を誇る。そんな人気店が今回出展したのはオデッセイ。「コンセプトは、ずばり車種不明車ですね」と語るのは、製作の指揮をとった同店社長。
ベースはカスタムベースとして1時代を気づいたRB1オデッセイだが、ヘッドライトはその後継機であるRB3に、グリルはインフィティV37(スカイライン)に、テールレンズはW204のベンツCクラスに、ドアミラーはレクサスESにとそれぞれ移植。前後バンパーはフロントがエイムゲインのV37用を、リアが某社のレクサスGS用をベースに加工したものと、文字通り、一見して車種を当てるのはかなり難しい状態だ。
クルマは長年同店とお付き合いのあるユーザーさんの愛車で、何度も繰り返し仕様変更を行っている1台なんだとか。ブリスター+オーバーフェンダー化による、フロント10J-35、リア12J-30の驚異的な深度を確保したホイールの、驚異的なリムを覗き込むギャラリーも多く見られた。一方、内装は全面張り替え。ダッシュまわりからシート、フロア、ピラー、天井と、目に付く場所はひととおり手を加えており、荷室にはダイコックのユニットで、魅せて聴かせる迫力のカスタムオーディオを構築。内装もとことんカスタムしている。
ここまでハードに手を加えるクルマが近年減っていることもあり、会場での注目度も高く、周辺は始終多くのギャラリーで賑わっていた。





PHOTO:本間章悟 TEXT:杉山雄二