え、剥がれるの!? いつの間にか増える小傷も安心! 塗るプロテクションフィルムってどういうこと!?【TAS2025】北ホール9

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複雑な造形でも継ぎ目なくプロテクト!

従来のプロテクションフィルムと言えば、シートタイプを貼るのが一般的だった。しかし、接着剤で貼るフィルムは純正の塗装にダメージを与える心配がある上、きついアール形状(例えばサイドミラーのような)や複雑な造形のバンパーでは裁断と継ぎ接ぎを駆使して張り込んでいく必要があった。そんな、「シートの継ぎ目」を完全になくしてしまったのが、SPPF(スプレーペイントプロテクションフィルム)だ。SPPFのコンセプトは“塗るプロテクションフィルム”。塗装と同じようにガンで吹き付けて、クルマ表面に防御膜を作る仕組みだ。しかも、表面はクリアー層になるので、小傷や飛び石などから純正の塗膜を強力に守ってくれる。しかし、それだと「え!? それって普通の塗装じゃないの?」と思った人もいるかもしれない。しかし、ここからがSPPFの凄いところ。なんと、純正の塗膜にダメージを与えず、SPPFだけあとから剥がすことができるのだ。だから新車にSPPFを吹いておけば、自分が乗っている時は傷からクルマを守ることができて、売る時に剥がしてしまえばリセールヴァリューを保てるってこと。しかも塗装のように吹き付けるので、きついアールも複雑なバンパーも継ぎ目がない!! 

しかも、今回のオートサロンではさらなる進化を披露。なんとSPPFの層構造の中にペイント層をいれることができるようになったというのだ(サービス名:With Color)。これにより、SPPFでクルマを守りつつ全塗装まで可能になってしまったというわけ。もちろん剥がせば元通り、という特長は従来のままだ。リセールヴァリューを保ったまま、塗って守って、色で遊び倒す。そんな時代が来た!!

PHOTO:西野キヨシ TEXT:小泉 聡志

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