日本抗菌総合研究所、古河産業、林テレンプ:「高性能VOC低減剤 Vocmetz」の開発に成功
- 2019/10/16
- Motor Fan illustrated編集部

日本抗菌総合研究所は、古河電工グループの古河産業と、自動車内装部品のトータルサプライヤーの林テレンプの三社で自動車室内用「高性能VOC(Volatile Organic Compounds : 揮発性有機化合物)低減剤 Vocmetz」の開発に成功した。Vocmetzは、これまで困難とされていた極低濃度域までの低級アルデビド(特にアセトアルデヒド)の除去が可能であり、自動車室内のVOC低減を実現した。
今回開発した自動車室内用「高性能VOC低減剤Vocmetz」は、 従来製品に対し分解能力が約5倍と高いため、少ない塗布量で効果を発揮することができる。また、成分も食品添加物で安全。加えて、水溶液は透明で、自動車内装部品の表面に散布した場合、部品の外観を損なうことがないのが特長。
VOCとは、揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称であり、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなど多種多様な物質が含まれる。新築の住居などで起こるシックハウス症候群の原因のひとつと考えられていることなどから、人体への影響が懸念されるため「13物質の室内濃度指針値」(厚生労働省)が策定された。自動車室内のVOC低減の取り組みに関してみれば、日本自動車工業会により「車室内 VOC 低減に対する自主取り組み」が策定されるなど、厚生労働省が定めた室内濃度指針値の準拠に向けた取り組みが進められている。
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