アクサルタ コーティング システムズ:第67回「2019年版自動車人気色調査報告書」を発表
- 2020/01/16
- Motor Fan illustrated編集部

アクサルタは15日、第67回「2019年版世界自動車人気色調査報告書」を発表し、その中で、車体人気色トップ3がホワイト(38%)、ブラック(19%)、グレー(13%)であることが明らかになった。ホワイトは2011年から世界市場でトップの座を維持している。
2019年版報告書の地域別ハイライト:
・アフリカ - シルバーとホワイトのような明るい色は合わせて58%と人気の高さに変わりない
・アジア - パールホワイトが最も人気が高く、 トップを維持
・欧州 - グレーが最も人気が高く、 長年人気があったホワイトを上回る
・北米 - ブルーが2%上昇して、 合計で車両の10%を占めている
・ロシア - ベージュ/ブラウンの暖色が12%と、 他のどの地域よりも高くなっている
・南米 - シルバーが1%上昇した唯一の地域
今年、シルバーは世界市場トップ3から転落し、人気率は10%と過去10年間で最低のレベルになった。今回の調査では、世界中でグレーの人気が高まっていることが示されている。ただし、ホワイト、ブラック、グレー、シルバーの上位4色は依然として、自動車業界の人気を独占し続け、世界市場の80%を占めている。
アクサルタのカラー担当グローバル・プロダクト・マネージャーのナンシー・ロックハート氏(Nancy Lockhart)は、次のように述べている。「ここに『2019年版自動車人気色調査報告書』を発表できることを嬉しく思います。65年以上にわたって車体塗装色に関する消費者の人気を調査してきた経験に基づき、トレンドを特定し、当社のお客様が人気色を取り揃えて消費者が望む自動車を販売できるよう支援するうえで、我々は世界のリーダーであると確信しています」
地域別に、車の人気色は昨年とほとんど変わっていないが、特筆すべき変化として、欧州では、ホワイトが1%下落し、グレーが2%上昇したことが挙げられる。グレーは欧州で初めてトップの座を射止めた。
「欧州では昨年SUVセクターでグレーの需要が高まりましたが、今年はコンパクト/スポーツカーセクターで5%成長しました。欧州では今回初めて、ナチュラルなグレーから上品で洗練されたグレーまでさまざまなグレーが、長年人気を集めてきたホワイトの人気を上回りました。欧州の人々は、日常生活の感情的な雑音を静め、安心感を求めて、グレーを使用することへの願望を表しています」と欧州、中東、アフリカ地域担当カラー・デザイナーのエルケ・ダークス氏(Elke Dirks)は述べている。
欧州以外では、ホワイトが引き続き市場トップに立ち、アジアでは人気が1%上昇し、49%と最も高い人気を誇っている。
「中国の購買者の人気はモダンで洗練されたクリーンな色に集中し、ホワイトが当然の選択となっています」と中国担当カラー・デザイナーのアニー・ユー氏(Annie You)は述べている。
北米と南米では、引き続きホワイトがトップの座を占めているが、グレーの車体への関心も高まっている。
「ホワイト、ブラック、グレー、シルバーという上位4位のニュートラルカラーの人気は世界中で衰えていませんが、今までは考えられなかったような色も人気が高まる気配があります。確かに、消費者は、車の色に対する見方を変え始めています。そして、アクサルタはその変化するニーズに合わせて自動車業界のお客様と連携する用意があります」とロックハート氏は述べている。
海の色からヒントを得た緑がかった青からネイビーブルー、アイシーブルー、デニムブルーまでさまざまな色合いも世界中で見られている。レッドは9%と北米での人気が最も高く、ブラウン/ベージュはロシアで12%と人気を集めている。車体色は消費者の選択や製品のブランド確立に影響を与えることから、アクサルタでは、カラー・サイエンスやテクノロジーを駆使して将来の車に求められるコーティングの改良に取り組んでいる。
ロックハート氏は結論として、「ブルー、レッド、ブラウン/ベージュは目を見張るような色相で見せているため、現在路上では自動車の色彩豊かな塗装色が目に付くようになっています。ブルーは北米と欧州では最も人気が高く、車両の10%で使用されています。ですから、個人的な嗜好に合わせたブルーを見つけるのは簡単です」と述べている。
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