デンソー:交通安全総点検と高齢ドライバーの運転寿命延伸を行なう「大府市yuriCargo(ゆりかご)プロジェクト」を開始

愛知県大府市とデンソーは、すべての人が安全で自由に移動できるまちづくりをみんなで目指す「大府市yuriCargo(ゆりかご)プロジェクト」を2022年5月17日から開始した。

本プロジェクトにおいて大府市とデンソーは、スマートフォンで運転をスコアリングし安全運転意識を高めるアプリケーション「yuriCargo」で収集した運転データを活用し、交通安全総点検とその対策、高齢ドライバーの運転寿命の延伸に取り組む。

・「交通安全総点検プロジェクト」では、市民や団体、企業と協働によって集めた運転データを活用し、潜在的な危険箇所を特定し、生活道路や通学路の総点検を行う。運転データを活用した交通安全対策に取り組み、生活道路の交通安全性の向上を目指す。

・「高齢ドライバーの運転寿命延伸プロジェクト」では、高齢ドライバーの運転データから運転傾向を分析し、大府市がこれまでに行ってきた、国立長寿医療研究センターが開発したVRによる運転技能検査や、自動車学校での安全運転講習「プラチナ運転講習」といった先進的な取り組みとあわせて、高齢ドライバーの運転技能の維持・向上を目指す。

なお、一定の期間安全運転意識の高い運転をしたドライバーには、大府市内の賛同したコメダ珈琲店舗にて、ドリンクを注文した際のミニソフトクリームなどの追加サービスが予定されている*1

1. 交通安全総点検プロジェクト
■ 目的:地域全体の安全運転意識の向上とデータに基づいた潜在的な危険箇所の把握及び対策実施
■ 対象:大府市内を運転する機会があり、スマートフォンを所有している方
■ 期間:2022年5月17日~2023年3月31日
■ 内容: 
スマートフォンで運転をスコアリングし安全運転意識を高めるアプリケーション「yuriCargo」で収集した運転データを活用・分析し、急加減速、交差点通過速度などを統計化し、生活道路の危険箇所を特定する。
・参加者は、自分では気づきにくい危険につながる運転の癖を「yuriCargo」から確認し、安全運転意識を高めることができる。
・大府市は、生活道路の運転データを活用し、交通安全対策に取り組む。
■参加方法:
 スマートフォンに「yuriCargo」をインストール
 アプリケーション内でアカウント登録後、マイページから「大府市」プロジェクトに「参加する」をタップ
 スマートフォンを携行し交通安全を意識した運転を実施

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