INDIAN FTR1200&FTR1200S DEBUTED IN JAPAN 話題のインディアンFTR1200がいよいよ日本市場へ導入〈クルーザーとトラッカーが高次元で融合〉[PR]
- 2019/05/21
- GENROQ編集部
アメリカ最古のバイクブランド、インディアン。先日開催された東京モーターサイクルショーで、新作のFTR1200/1200Sが、華々しくデビューした。かねてより日本のライダーが待ち望んでいた刺激的な1台の中身は?
REPORT◉坂木 一(SAKAKI Hajime)
PHOTO◉市 健治(ICHI Kenji)
大陸を横断するようなクルーザータイプを中心にラインナップしてきたインディアンだが、そもそもインディアンは1901年の創業時からレースで圧倒的な成績を残すレーシングDNAを持つブランドである。その遺伝子が覚醒した2016年シーズン末、新開発のレーシングマシンFTR750とともに、フラットトラックレースに電撃復帰。17年、18年と2連覇を飾り、フラットトラックレース史に新たな歴史を刻んだ。そして時を同じくしてFTR750のレプリカ・スタディモデル「スカウトFTR1200カスタム」を公開。フラットトラッカースタイルをまとったニューカマーは、世界のバイク乗りから喝采を持って迎えられた。
そして昨年、世界最大のモーターサイクルショー「インターモト」で、市販モデルとなる「FTR1200/1200S」がワールドプレミア。そして今年3月、ついに東京モーターサイクルショーで、FTR1200/1200Sが日本のファンの前でアンヴェールされた。インディアン・モーターサイクルがスポーツの世界へと回帰した記念すべき瞬間であった。
FTR1200は“レーサー”であるFTR750をモチーフとしているが、ただの“レプリカ”という存在ではない。例えばフレームにしてもレーシングマシンの鋼管ダブルクレードルに対し、同じ鋼管ながらトレリスフレームを採用するなど、ハイパワーなストリートモデルに必要な高剛性を持ち、現代的な構造を持っている。これまでインディアンが培ってきたクルーザーモデルとは異なる技術ゆえ、開発はさぞ苦労したのかと思いきや──、ジャパンプレミアに際して来日した開発担当者に話を訊いた。
モーターサイクル製品開発ディレクターを務めるベン・リンダマン氏曰く、ポラリス・インダストリーズの持つリソースを投入することで、開発はスムーズだったという。ポラリスはATVを始めとする特殊な4輪車のスペシャリストであり、その顧客にはアメリカ合衆国各軍も名を連ねている、高度な技術を持つ先端複合企業なのだ。積極的にテストを重ねることで、全く白紙のスタートからわずか3年で販売までこぎつけたという。
そして「世の中には速度域や路面を選ぶバイクがありますが、我々のモデルは違います」とリンダマン氏は締めくくってくれた。今後のバリエーション展開について訊ねると「今言えることは少ないですが、新しいセグメント、異なるサイズのモデルに挑戦します」と明言。圧倒的な存在感を持つFTR1200が日本を席巻する日は近い。そして次なるモデルにも期待は高まるばかりだ。
SPECIFICATIONS FTR1200
■ボディサイズ:全長2286×全幅850×全高1297㎜ ホイールベース:1524㎜ シート高:840㎜ 車両重量:230㎏〈235㎏〉
■エンジン:4ストローク水冷V型2気筒DOHC4バルブ 総排気量:1203㏄ ボア×ストローク:102×73.6㎜ 圧縮比:12.5 最高出力:89.5kW(121.7㎰)/8250rpm 最大トルク:114.74Nm(11.7㎏m)/6000rpm
■トランスミッション:6速リターン
■サスペンション形式:Ⓕテレスコピック Ⓡスイングアーム
■ブレーキ:Ⓕ油圧式ダブルディスクφ320㎜ Ⓡ油圧式シングルディスクφ265㎜
■タイヤサイズ:Ⓕ120/70R19Ⓡ150/80R18
■車両本体価格:189万9000円〈209万9000円~〉 ※〈 〉内は1200S
TOKYO MOTORCYCLE SHOW 2019 INDIAN BOOTH
Indian Motorcycle インディアン モーターサイクル公式ウェブサイト
インディアンの最新情報やモデルラインナップ、各地で開催されるイベントが確認できる。試乗予約も可能なのでぜひチェックしてみよう。
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