Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. ルノー|RENAULT
  4. トゥインゴ

ルノー・トゥインゴの使い勝手を徹底チェック!

このエントリーをはてなブックマークに追加

〈居住性&乗降性〉全長は短いのに後席は広い

小さな車体に最大限の居住スペースを用意する、という歴代トゥインゴの伝統はもちろん新型にも受け継がれている。先代よりも全長は短いのに後席(特に足元)が広くなっているのはRR化でノーズを短くできたためインパネの位置が前進したことと、12㎝伸びたホイールベースの恩恵だ。
後席はふたりがけ。約3.6mという短い全長とは思えないほどひざまわりに余裕がある。ただ、床に対して座面の位置が低めで、大人が座るとお尻が沈んでヒザが浮くような姿勢となる。また身長167㎝の筆者が座ると頭上も余裕は少ない。大人がゆったり快適に、というよりはファミリーユーザーのための子供が座る席と考えるとよさそうだ。
ヘッドレストを一体化した、いわゆるハイバックシートを装備。座り心地は硬め。サイドサポートは控えめでタイトな感覚はない。着座位置は高めで見晴らしは良好。正面を向くと、メーターパネルが小さいから視界の邪魔にならず、運転しやすい。ドラポジの調整機能としてはシート上下アジャスターのほかチルトステアリングを採用。リクライニング操作は、ドライバー席が微調整可能なダイヤル式、助手席は一気に動かせるレバー式と機能的に作り分けている。
後席のドアハンドルは窓の脇に目立たないように組み込まれている。これは見た目をスタイリッシュにするための演出で、普通のドアハンドルに比べると操作感がやや不自然だがすぐに慣れる。
フロアマットには刺繍によるトゥインゴのイラストが入り、ユーモラスな雰囲気だ。

乗降性も良好。フロントドアは開口角度に傾斜がつき、上部のほうが大きく開いて乗り降りを邪魔しにくい。アップライト気味の乗車姿勢なので着座位置も高めで乗降時の身体の動きもスムーズだ。前席は床とサイドシルの段差が20㎜と低いのも特筆すべきポイント。後席はロングホイールベースのおかげで足の動線が広い。

リヤウインドウは一般的な下がって開くタイプではなく、フリップ式で外側へ開く仕掛け。ちょっとした換気のために開ける、という感じだ。
リヤドアのインサイドドアハンドルまでコンパクトなのは、張り出しを防ぐことで物理的にも視覚的にも後席を狭くしないための工夫だろう。カラーリングが施され、トゥインゴのイラストが入るなど凝っている。

〈オーディオ&空調〉スマホを固定するクレードルも用意

オーディオやオートエアコンは全車に標準装備。そしてナビ代わりのスマートフォンをインパネに固定する取り外し式のクレードルをオプションで用意しているのだ。

USB端子やBluetoothによるハンズフリー通話&オーディオ接続にも対応したオーディオを全車に採用。DIN規格は無視し、操作スイッチは上部にも設けられている。空調は全モデルにオートエアコンを奢る。
ルノーの定番アイテム、オーディオサテライトスイッチももちろん組み込まれる。ステアリングコラム右側にあり、ステアリングを握ったまま指を伸ばすだけで操作できる仕掛けだ。素晴らしいのは、形状の異なるボタンやダイヤル(裏側にある)を組み合わせ、徹底してブラインド操作しやすく作られていること。
インパネ中央のエアコン吹き出し口はやや奥まった位置に設置。その手前にあるのは集中ドアロックとハザードランプのボタン。
クレードルはスライドレバーでスマホを挟み込む設計。USB端子(写真手前側)が組み込まれているのがなんとも親切だ。
スマートフォンを固定するクレードルがオプション採用されていることに、新たなる時代の到来を感じる。ここにスマホを固定し「ナビとして使え」ということだ。かつて後付けから始まったドリンクホルダーが新車装備として広まったように、今後の小型車のトレンドになりそうな気配。
Bluetoothで接続しスマートフォンなどの音源を再生できる。オーディオのディスプレイが日本語に対応していることには驚いた。
オーディオ操作パネルのキャップを外すとクレードルを装着する接合部が現れる。

〈キャンバストップ〉屋根を開ければトゥインゴはもっと楽しい

布を蛇腹状に巻き取りながら開く「キャンバストップ」がオープンエアを実現してドライブを楽しくする。操作は電動式で、開口部は前後690㎜ × 幅680㎜(実測)と広い。

オープン時は前方にディフレクターが登場し、車内への巻き込みを防ぐよう風を整えてくれる。
ルーフ開閉スイッチはルームミラーの上付近に用意される。走行中も開閉可能だが、操作時は押し続ける必要がある。
ルーフは布だが、かつてのキャンバストップとは違って内張りを重ねた構造で遮音性にも配慮。熱の出入りも防いでいる。

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ