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名車GTの再来か!? カローラ・アルティスGRスポーツ タイ版カローラにはGRスポーツがあった! トヨタ・カローラ・アルティスに注目せよ

  • 2020/01/02
  • 大音安弘
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なんと新型カローラ・アルティスには、日本にはないGRスポーツが存在!!

2019年9月に、タイ王国で発表されたカローラ・アルティス。新型カローラは、TNGAを採用した世界統一規格にシフト。アルティスも基本的な部分を欧州仕様に準じたものへと進化を果たした。その新型アルティスには、初のハイブリッド仕様とともに、かつてのカローラGTを彷彿させる「GRスポーツ」を設定! その実車に、タイ王国の首都バンコクで開催されたバンコク・モーターエキスポで触れてきた。その詳細を紹介しよう。

REPORT&PHOTO●大音安弘(OHTO Yasuhiro)

新型カローラ・アルティス

 東南アジアで展開されるカローラ・アルティスは、タイで活躍するタクシーの主力車種で、かなりメジャーな存在だ。2019年9月、フルモデルチェンジを果たした新型は、TNGAを採用し、全面刷新を図った。ボディは、日本仕様のショートホイールベースではなく、欧州など世界仕様のロングホイール仕様を採用し、一部仕様やデザインをローカル仕様へと変更している。

 新型の特徴は、ハイブリッド仕様の初設定をはじめ、トヨタの先進運転支援パッケージ「トヨタセーフティセンス」やコネクティビティ機能の採用などが挙げられる。これらは日本仕様のカローラでも搭載されている機能であるが、大きく異なるのが、「GRスポーツ」グレードの設定である。

 リリースによると、「GRスポーツ」は、「Gazoo Racing Sport」のコンセプトの下で開発されたスポーティグレードとある。空力特性を強化したエアロパーツパッケージを装着するなど数々の専用装備が施されているのが特徴。そのビジュアルは、なかなか凛々しいもので、カッコいい。フロントマスクは、エアロバンパーに加え、メッキパーツを追加した専用グリルを組み合わせることで力強いマスクへ進化。サイドスカートやリップスポイラーなど、エアロ自体は控えめだが、日本のGRモデルよりも大人っぽい仕上げとなっている点も好印象だ。

 インテリアに目を移すと、基本的なデザインは、他のグレードと共通だが、黒を基調とし、赤を各部のアクセントとして取り入れている。装備面では、スポーツデザインのシートやトリムを採用。パンチレザーを使用したスポーツステアリング、アナログ式メーターパネル、パドルシフトなどの装備が、スポーティな走りをサポートしてくれる。

 パワーユニットも専用で、2ZR-FBE型1.8L 4気筒DOHCエンジンに7速MTモード付CVTを組み合わせる。最高出力140ps/6000rpm、最大トルク177Nm/4000rpmを発揮する。リリースによると、加速性能を向上させたファインチューニングが施されているという。ハイブリッド仕様hだと、1.8Lエンジン+モーターとなるが、ガソリン車の他グレードでは、1.6L 4気筒DOHCエンジンとしており、走りにも明確な差がありそうだ。

 最大の関心事は、の程度のGRモデルに仕上がっているか……という点に尽きるだろう。トヨタ広報部に確認したところ、GR開発部からの返答は、「あくまでドレスアップ仕様とお考えください」とのこと。正直、ちょっとがっかりしたのも確かだが、それを踏まえても、カローラにスポーティグレードが存在することが羨ましく思える。何よりアルティスの方が、日本のカローラよりもスタイルがイケているではないか。これをベースに、本気のGRチューンを施して、日本に輸入して欲しいくらいである。

 ちなみに現地での価格は、ハイブリッド仕様の最上級モデルに次ぐ高価格車であり、99万9000バーツのプライスを掲げる。日本円にして、361万6380円(※)という、まさに高級車だ。今回のGRスポーツの設定の狙いは、個人ユーザーの拡大とイメージの若返りにあるようだ。

※1バーツ:3.62円で換算

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