不利を承知で4ドアスカイラインに拘る直線番長

10年前に組んだL28改3.2L仕様で戦う!

ドラッグレースシーンにおいて、L型エンジン搭載車はボディが軽くてトラクションも稼ぎやすいS30系フェアレディZが主役だ。そんなセオリーを無視して、4代目スカイラインの4ドアモデル(通称ヨンメリ)で戦い続けているのが淀名和さんだ。

この車体は15年ほど前に購入し、ドラッグレースだけでなくストリートでも活用。エンジンは10年前に組んだL28改3.2Lがベース。ワコーのコンロッドやハイカム、85mmストロークのオプションクランクを投入しているが、2022年にピストントラブルが発生したため、オートサービス渡部の90φピストンに変更した。最高出力は417psまで引き上げられている。

エンジンのフリクションを減らすために、ウォーターポンプをEWPの製品で電動化しているのも大きな特徴。エンジン出力を全て駆動系に回すよう製作されているのだ。

ミッションは“トラ6”の愛称で知られるトラストのドグを使用。Hパターンのため、操作性はノーマルと大きな変化はないが、ノンシンクロならではの電撃シフトが可能だ。

足回りは不利を承知でセミトレのままセットアップ。フレームを上げ加工することで、26.0インチのドラッグラジアル(タイヤはフージャー・クイックタイムプロ)を履いた状態でネガティブキャンバーが付かないようにセッティングを進めているそうだ。

大幅なタイヤ外径アップに対応すべく、エクステリアはサーフラインをカットした漢のオーバーフェンダー仕様としている。

取材時のベストタイムは11秒284(セントラルサーキット)。異色の仕様ではあるが、存在感は十分。今後のさらなる活躍に期待したい。

「変態級の日産ワークスマニア、発見」九州の危険すぎるスカイライン聖地に潜入!

「変態級のスカイラインマニアがいる」と聞いて辿り着いたのは、オートポリスへ向かう道中に佇む一軒のガレージ。そこに並ぶのは国光仕様のハコスカ、長谷見仕様のDR30、そして星野仕様のBNR32。すべてが実走前提というから恐れ入る。ワークスに囲まれた、究極の趣味人のカーライフとは。