ラジアルタイヤ最速の座を奪え!

“完成前”で55秒台の衝撃

筑波サーキットのタイムアタックシーンでは、数多くのメーカーやショップがデモカーを投入し、しのぎを削っている。そんな中で注目を集めるのが、GR86をベースに名門スクリーンが製作したこの一台だ。ブルー×ホワイトの鮮やかなツートンをまとった、まさに本気のタイムアタック仕様である。

ステアリングを握るのは、いまやチューニング業界を牽引する存在となりつつある佐々木MASA選手。この強力なタッグにより、日本各地の主要コースで“ラジアル最速”の称号獲得を狙うプロジェクトが進行中だ。

注目すべきポイントのひとつが、直噴や電子スロットルにも対応したHKSの新世代フルコン「F-CON Vプロ Ver.5.0」をいち早く投入している点。新技術を積極的に取り入れる姿勢が、このマシンの開発思想を物語っている。

エンジンは、あえてFA24ではなく熟成の進んだFA20をベースに選択。HKSの強化パーツを組み込んだ2.2L仕様とし、タイムアタックで重要となる高回転域の伸びを重視している。ハイカムの選択肢が豊富な点も、この選択の理由だ。そこにGT2-8267タービンを組み合わせ、最高出力は約570psに達する。

足まわりにはD2ジャパンのスポーツサスペンションキットを採用。前後18kg/mmというハイレート設定ながら、細かなセッティングはまだ詰めの段階にある。フロントヘビー傾向ゆえ、トラクション確保が今後の大きな課題となる。

ブレーキにはD2ジャパンのホローレーシングキャリパー(フロント6ポット/リヤ4ポット)を装着し、前後とも356φローターを組み合わせる。タイヤは強力なグリップを誇るポテンザRE-12DタイプAを採用し、サイズは前後とも285/35R19。あえて19インチを選択している点も見どころだ。

内装は徹底した軽量化を施したドンガラ仕様とし、ホリンジャー製ドグミッションやAIMのダッシュモニターを装備。さらに助手席側には安全タンクを設置するなど、完全な競技車両として仕上げられている。ただし、ターボ化に伴う補機類や補強の追加により、軽量化の効果は一部相殺されているという。

開発途上にありながら、そのポテンシャルはすでに明確だ。先日行われた「Attack筑波」では、新投入のフロントスポイラーが強大なダウンフォースによって変形し、路面と干渉するトラブルに見舞われた。それでもなお、55秒9というタイムを記録している。

スクリーンが掲げる最終目標は筑波52秒台。GR86の未知なる可能性を切り拓くべく、このマシンはさらなる進化を続けていく。

●取材協力:スクリーン 宮城県富谷市成田9丁目1-17 TEL:022-348-3761

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