連載

今日は何の日?

■RX-7の最後を飾るスピリットR

2002年4月にデビューしたマツダFD型「RX-7 スピリットR」

2002(平成14)年4月22日、生産終了が公表されたマツダFD3S型「RX-7」の最後となる特別限定車「スピリットR」が発売された。スピリットRは、2シーター「タイプA(5速MT)」と4シーター「タイプB(5速MT)」、そして4シーター「タイプC(4速AT)」の計3種が設定された。

ロータリー第6弾は、洗練されたスポーツカーRX-7

1967年5月にデビューしたマツダ「コスモスポーツ」。世界初の量産ロータリー搭載車

マツダは、1967年5月に世界初の量産ロータリーエンジン搭載車「コスモスポーツ」をデビューさせ、その後「ファミリアクーペ」、「ルーチェクーペ」、「サバンナ」、「コスモAP」とロータリー搭載車のラインナップ展開を進めた。

1978年4月にデビューして爆発的な人気を獲得したマツダSA型「サバンナRX-7」

そして、1978年4月にロータリー第6弾としてスポーツカー「サバンナRX-7」(SA型)がデビューした。リトラクタブルヘッドライトを装備したラジエターグリルレスのスラントノーズ、リアは個性的なリフトバックウインドウとリアデッキで構成された流麗かつ斬新なスタイリングは、多くのファンを魅了した。

1978年4月にデビューして爆発的な人気を獲得したマツダSA型「サバンナRX-7」のリヤビュー

搭載された12A(573cc×2)型ロータリーエンジンは、最高出力130ps/最大トルク16.5kgmを発揮し、1000kgを切る軽量ボディによって、最高速度は180km/h、0→400m加速15.8秒と、「ポルシェ924」や「フェアレディZ」に匹敵する抜群の動力性能を誇った。

さらに、軽量コンパクトなロータリーの特徴を生かして、エンジンをフロントミッドシップしたFRレイアウトで、前後重量配分50.7:49.3を達成し、スポーツカーらしい軽快なハンドリング性能も実現。洗練されたデザインとロータリーエンジンによる力強い走りで、RX-7は一世を風靡する大ヒットモデルとなった。

パワーアップと上級化を図った2代目FC型RX-7

1985年10月にデビューしたマツダ2代目FC型「RX-7」

人気の「RX-7」は、1985年10月に2代目FC型にモデルチェンジした。2代目は、本来のスポーティさに加えてラグジュアリー感も追求した。

1985年10月にデビューしたマツダ2代目FC型「RX-7」

初代のシャープなスタイリングから、やや丸みを帯びた空力性能に優れたマッシブなスタイリングに変貌し、フロントミッドシップでFRレイアウトという理想的な前後重量配分は継承された。

マツダ2代目FC型「RX-7」の13B型2ローターエンジン

パワートレーンは、「コスモAP」に搭載されていた13B型(654cc×2)2ローターエンジン、これにインタークーラーツインスクロールターボを搭載し、最高出力185ps/最大トルク25.0kgmを発揮。2代目サバンナRX-7は、初代の人気を引き継ぎ、走り好きから熱烈に支持された。

マツダ2代目FC型「RX-7」のコクピット

最速のロータリースポーツを目指した3代目FD型RX-7

1991年にデビューしたマツダ3代目FD型「アンフィニRX-7」

3代目FD型RX-7は、マツダが当時展開していた販売ネットワークの5チャンネル体制のひとつであるアンフィニの冠が付けられ、「アンフィニRX-7」として1991年10月から販売された。

1991年にデビューしたマツダ3代目FD型「アンフィニRX-7」

先代よりも、さらにワイド&ローの流麗かつ躍動感あるスタイリングとなり、RX-7として初めて3ナンバーボディとなった。3ナンバーながら車両重量が1270kg~1280kgに抑えられたのは、マツダ独自のモノコックスペース構造による軽量化ボディのおかげだった。

「アンフィニRX-7」搭載の13B-REW(654cc×2)型シーケンシャル・ツインターボ
「アンフィニRX-7」搭載の13B-REW(654cc×2)エンジン
「アンフィニRX-7」搭載の13B-REW(654cc×2)型シーケンシャル・ツインターボ

ロータリーエンジンは、13B-REW(654cc×2)型でシーケンシャル・インタークーラーツインターボの装着により、先代を大きく上回る最高出力255ps/最大トルク30kgmを発揮。最高速度180km/h、0-400m加速は13.8秒と国内トップクラスの性能を誇ったが、バブル崩壊でスポーツカー市場が縮小し、また燃費の悪さも指摘されたことから、マツダは2002年8月に生産を終えることを決断した。

マツダ3代目FD型「アンフィニRX-7」のリヤビュー

車両価格は360万~444万円とかなり高額。ちなみに当時の大卒の初任給は、17万円(現在は約23万円)程度なので、単純計算では現在の価値で約487万~601万円に相当する。

FD型RX-7の最後を飾った特別限定車、RX-7スピリットR

2002年4月にデビューしたマツダFD型「RX-7 スピリットR」

2002年4月のこの日、マツダは生産終了を迎える「RX-7」の最後となる限定車「スピリットR」の販売を開始した。スピリットRには、2シーター「タイプA(5速MT)」と4シーター「タイプB(5速MT)」、そして4シーター「タイプC(4速AT)」の計3種がラインナップされた。

エンジンは、13B-REW(654cc×2)型シーケンシャル・インタークーラーツインターボ付ロータリーエンジンで、タイプA&タイプB(マニュアル)は最高出力280ps/最大トルク32.0kg、タイプC(オートマ)は255ps/30.0kgmを発揮した。共通の装備として、外装にBBS社製17インチアルミホイール、フロントストラットタワーバー、レッド塗装ブレーキキャリパーなどを採用。内装には、ナルディ製ステアリングホイール&シフトノブなどが装備された。

マツダ「RX-7 スピリットR」のリアビュー

またタイプA&タイプBには、ドリルドタイプ大径4輪ベンチレーテッドディスクブレーキ、高剛性ステンレスメッシュブレーキホース、サスペンションにビルシュタイン製専用ダンパーを装備。またタイプAにはレカロ社製レッドフルバケットシート、タイプB&タイプCには本革レッドバケットシートが装備された。

車両価格は、タイプA&タイプBが399.8万円、タイプCは339.8万円に設定、1500台の限定販売だった。

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2003年5月にデビューしたマツダ「RX-8」
2003年5月にデビューしたマツダ「RX-8」のサイドビュー。観音開きのドアが特徴

ロータリースポーツは、その後2003年5月に登場した「RX-8」に引き継がれたが、RX-8は2012年6月に生産を終えた。RX-8の最後を飾ったのも、2011年11月に発売された「RX-8スピリットR」だった。限定1000台だったが、熱烈なファンのために1000台追加されたとのこと。
今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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