3kg増でプラス52ps! 上等の純正パワーが宿る

同じND系でもハードトップのRFには2LのPE型エンジンが搭載されている。そちらはボアφ83.5㎜×ストローク91.2㎜で、最高出力184㎰/7000rpm、最大トルク20.9kg-m/4000rpmをマーク(エンジン改良後)。

片や幌車のND5RCはボアφ74.5㎜×ストローク85.8㎜、1.5LのP5型だ。最高出力132ps/7000rpm、最大トルク15.5kg-m/4500rpmと、明らかに2ℓのほうが数値は上回り、トルクも全域で太い。

もっとも、輸出仕様には2Lエンジンの幌車がある。そこで耳より。ジョイファストで、RF用のPE型2LエンジンがND5RCに換装できる。

カタログ値からいくと、たちまち最高出力が52ps、最大トルクが5.4kg-m増える。エンジンは2Lのほうが重いが、3㎏ほど。差し引きして残るのは頼もしく、魅惑の偉力のみ。

やはり強みは車両重量1tほどのND5RCに2Lのトルクを併せて、あらゆるステージを余裕で駆けられるところ。思い出の詰まった愛車が、2L化によってますます面白く、乗り続けられる。同社が、このメニューを手掛ける理由のひとつだ。

サスペンションとのバランスもジョイファストで組み付けやセッティングを受けた車両なら、丸きり変わる影響やズレはないそうだ。ちなみにギア比は1.5Lも2Lも同じ。

このカスタマー車両は3年前に2L化には最適な、新車に近いNR-Aがベース。構造変更も取得済みだ。

富士のレーシングコースを走るが、外装・内装の基本はノーマルを保ち、剥ぎ取った軽量化もない。ジョイファストにはこういうスタイルで街乗りから各地のサーキットまで、満喫している人が集う。

取材は本庄サーキットで、青木孝行が試乗。2L化はどうか?

「軽快が人気の幌車だから、2Lエンジンを積んだために動きが重いのかなと予想したけど、まったくなし。重量増が3kgと聞いて納得した。パワー感はもう別物で、はっきり低回転から太い力があって、吹き上がりもどこまでも回りそうなフィーリング。レッドゾーン付近まで軽く引っ張れる。

トラクションも車両のセッティングから、きっちり掛かる。だから加速が乗る。2Lがノーマルでもよいぐらい。そう思える。より攻められる爽快さは、圧倒的だった」

肝心な2L化の費用は、ジョイファストでは新品エンジンを使って、150万円程度が目安になる。これには、改造にかかわる車検の取得費用が含まれる。

年式ごとにエンジンを動かためのノウハウがあり、また、ベースにするグレードと用途によっては駆動系の変更を理想とする。まずは、プランを練ってもらうとよい。金額では計れない、価値ある楽しさと醍醐味を、ジョイファストの門をたたき、自身のND5RCに宿そう。

軽快さはそのままにトルクフルで回して楽しめる JOYFASTのユーザーマシン ND5RC(改) 詳細スペック

ベース車両は令和3年式のNR-A。NR-Aはデフのサイズが2LエンジンのRFと同じで、通常の1.5L車より大きい。プロペラシャフトとドライブシャフトも異なる。ブレーキローターも大径で、ラジエーターの容量まで多い。2ℓ搭載には好都合。

■NDERC RF後期 2Lエンジン

■1.5L純正 書き換えECU

■オートエクゼ クラッチ/フライホイール

■ジョイファスト JFSPEEDL.S.D.

■ジョイファスト JFSPEEDアラゴスタ減衰力調整3way車高調サスキット(F 14㎏/㎜R 7㎏/㎜)

■ジョイファスト ハーフピロブッシュ

■WinmaX 6POTキャリパー(F)

■WinmaX AC1ブレーキパッド

■EAGLE RS SPORT(205/50R16)

■TWST66-F JFスペック(16×7.5J inst 28)

PE型2Lエンジンは重量が1.5LのP5型より約3kg重い。ただ、車両全体で見れば誤差の範囲。ボア×ストローク差の分か、少しヘッドに高さがあり、いくらか前方に長く映る。2Lで車検取得済み。

軽さはもちろん、スポーク形状から16インチながら17インチにも映る。大径キャリパーも収めやすい。人気のT66-Fはインセット28のオリジナルJFスペック。純正風になるホイールキャップも用意。

ボディ下面には海外メーカーVERUSのアンダーパネルが備わり、フラット。ハイスピードになる富士の走行用に下面の空気の流れでダンフォースが付加されている。

車高調サスキットはジョイファストのJFSPEEDアラゴスタ。減衰力調整は3way式を選択。フロントの別タンクはダンパーオイルの温度を安定させるため、バンパー内に設置。

スプリングは伸びストロークの最適化にヘルパーを併用。フロントブレーキは富士用に、ウインマックスのキャリパーキットで強化。

「ロールが上手く抑えてあり、必要なだけストロークさせている。それで、しっかりタイヤが路面をとらえさせる。縁石も跳ねないし、タイトコーナーでは切り込むと接地感が強まる。ミニサーキットにも対応できる巧みなセッティングです」(青木孝行)

ロールバーはマツダスピード。シートは運転席をレカロのフルバケシートPRO RACER RMSに交換。オーナーの希望でシートカラーはホワイトに変えられた。これは塗装でなくラッピング仕上げだ。

ジムカーナもサーキットも楽しめるND5RCロードスター  岡山国際サーキットではどうか!? 阪口良平が試乗チェック


■ジョイファスト 

神奈川県横浜市都筑区勝田町1376 

TEL045-949-6693 

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