
ハーレーDのヨンパチをカブでオマージュ
この車両のコンセプトは、通称ヨンパチとして知られる、1948年式ハーレーダビッドソン・パンヘッドのオマージュ。もともとは珍しいブルーの行灯カブを入手したことがきっかけだった。

周囲からは「珍しい色だから触らない方がいい」と言われたそうだが、手元にあった資料で見つけたパンヘッドのブルー×クリームのツートンカラーに惹かれ、思い切って塗装を決断。そこからハーレーパーツを取り入れながら少しずつ方向性を固め、現在のスタイルへ進化した。
完成までに要した期間は約3年。当初は綺麗に仕上げて販売する予定だったというが、作り込むほど愛着が湧き、気付けば完全に自分のための1台になっていた。
ハーレー流儀とカブ文化の融合
見どころは細部にまで徹底して盛り込まれたハーレーテイストだ。

ハーレー用パーツを随所に流用し、シートレールやミラーなども独自にアレンジ。シートはハーレーカスタム界で名を馳せるJUNK MOTORが製作した特注品で、カブに装着されることで強烈な存在感を放つ。実際にハーレー乗りからも驚かれることが多いそうだ。

そしてもうひとつの見どころがホイール周り。これはGANZ GARAGE製17インチホイールカバーの上にはトヨタ・クラウン用15インチホイールカバーを装着。何種類も試した末に見つけた“シンデレラフィット”で、ほぼ無加工で装着できたという。ホワイトリボンとの組み合わせも絶妙で、アメリカンな空気感を強く演出している。

また、リヤフェンダー横に装着されたサイドバッグは、カズさんがデザインをして、レザークラフトをやっているお客さんが製作。テールランプを避けるように肩を落とした形状となっている。これはGANZ GARAGEで購入可能だ。

さらにリヤフェンダー上のモールはホームセンターで売っているタオルハンガーを加工したもの。ハンドシフトのレバーに装着されたスカルオーナメントも、100円ショップで購入したものをカラベラ(メキシコで見る派手なスカル)調にペイントしたものだという。高価なパーツだけに頼らず、安価な素材を工夫して使う姿勢もこのマシンらしい魅力だ。
“磨かない美学”が作る唯一無二の存在感
エンジンはタイカブ100EX由来の97ccユニットへ換装。速いと聞いて試しに載せてみたそうだが、「意外といい!」とオーナーもお気に入りの仕様になっている。

マフラーはモーターステージ製の二本出し。JUNK MOTOR製ファンネルやハンドシフト化など、走りとスタイルの両面で個性を主張する。
そして何より印象的なのは「磨かない」という美学だ。走行で付いた汚れも味として受け入れ、自然なヤレ感を楽しんでいる。
高価なパーツだけでは作れない、オーナーの感性と遊び心が凝縮された1台だった。
ディテールチェック






撮影したのはこのEVENT!

「愛知カブミーティング2026」
■日時:2026年6月21日(日)
■開催地:Comas hui(愛知県知多郡南知多町内海)
海を望む南知多のロケーションで開催される人気イベント。全国から集まったカブヌシたちが愛車を並べ、交流やカスタム談義を楽しむ。ノーマル車からハードカスタムまで幅広い車両が集まるのも特徴で、知多半島の景色を楽しみながらツーリング気分も味わえる。会場全体にゆったりとした休日の空気が流れるイベントだ。
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【モトチャンプ】
「日本一美しいロケーションのイベントかも!?」550台のスーパーカブが集結した愛知カブミーティング2026が最高すぎた! | Motor Fan|自動車情報のモーターファン