連載
今日は何の日?■フォレスターの特別仕様車、クロススポーツα

2004(平成16)年6月29日、スバルは人気SUV「フォレスター」の特別仕様車である「フォレスター・クロススポーツα」の発売を始めた。クロススポーツαは、2002年10月にデビューした「クロススポーツ」に、市場要望の高いスポーティな内外装を装備して、さらにスポーティなイメージを強調したモデルである。
スバルらしいクロスオーバーSUVとして人気を獲得したフォレスター

1997年2月、クロスオーバーSUV「フォレスター」が誕生した。ボクシーなフォルムで、“あらゆるシーンでの使いやすさとあらゆる道での爽快な走りを追求、乗用進化型SUV”をアピールした。
パワートレーンは、最高出力250ps/最大トルク31.2kgmを発揮する2.0L水平対向4気筒DOHCインタークーラーターボエンジンとフルタイム4WDを組み合わせたスバルが誇る“シンメトリカルAWD”。ハイパワーの低重心のボディによって、他のSUVとは一味違うスバルらしい安定した操安性と力強い走りで高い人気を集めた。

そして、2002年2月にフォレスターは2代目へとモデルチェンジ。初代のキープコンセプトで基本メカニズムも踏襲された一方、開発コンセプトとして“BEST of BOTH(オフロード走破性と安定したオンロード性能を合わせ持つ)”ことが掲げられた。
さらに2代目フォレスターは全長を10mm短縮して取り回し性を向上させ、ボディの剛性を高めながら軽量化も実現。また、スタイリングは先代を踏襲した躍動感あるボクシースタイルで、インテリアはスポーティな空間が演出された。
パワートレーンは、最高出力137ps/最大トルク19.0kgmを発揮する2.0L水平対向4気筒DOHC、220ps/31.5kgmの同インタークーラーターボの2種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。
2代目フォレスターも、発売後3000台/月を超える人気を獲得、スバルらしいSUVとしての地位を確固たるものとした。
都会派SUV色を強めたフォレスター・クロススポーツ

オフロードとオンロードでの走りを極めることを目標にした2代目だが、RAV4やCR-Vに較べればまだオフロード色の強かったフォレスター。2代目デビューの8ヶ月後2002年10月に、スバルは都会派志向の「フォレスター・クロススポーツ」を投入した。

専用ローダウンサスペンションを組み込んで最低地上高を170mmに下げ、前後バンパーやサイドガーニッシュ、サイドシルなどを滑らかに仕立て、さらに専用のアルミ製ルーフレールを装着するなどして都会的な雰囲気が演出された。

一方インテリアについても、シルバー調のニット素材とパンチングを施したスウェード調の皮革素材の専用シート表地やMOMO製本革巻きステアリングなどを装備してスポーティさが強調された。パワートレーンは、最高出力220ps/最大トルク31.5kgmの2.0L水平対向4気筒DOHC インタークーラーターボと、5速MTおよび4速ATの組み合わせで、駆動方式は4WDのみ。
車両価格は、233.7万円(5速MT)/249.5万円(4速AT)に設定された。
走りよりもスポーティなスタリングを重視したクロススポーツα

その後、クロススポーツはマイナーチェンジなどで商品力強化が行なわれたが、2004年6月のこの日、フォレスター・クロススポーツの特別仕様車「フォレスター・クロススポーツα」が設定された。
クロススポーツαは、最高出力137ps/最大トルク19.9kgmを発揮する2.0L水平対向4気筒SOHCエンジンを搭載した4速AT/4WDの「クロススポーツ 2.0i」をベースに、市場要望の高いルーフスポイラー、濃色ガラス、ソリッドフォースサウンドシステムなどを標準装備。インテリアは、ブラックとグレーの2トーン表皮の専用シート採用によって、よりスポーティなイメージが強調された。
車両価格は、226.8万円に設定。もともとのDOHCターボ搭載のクロススポーツに較べると、低コストのSOHC NAエンジンだったのでパワーも価格も控えめだった。
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フォレスター・クロススポーツαは、当時のスバルの看板エンジンであるEJ20型水平対向DOHCターボを搭載していないので、走りを追求したわけでなない。スポーティな外観ながら、街乗りに適した低価格の実用よりのSUVを好むファンのために価格を抑えたモデルだった。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。










