当初は零戦をテーマにカスタムする予定だったが、先駆者が多かったことからグラマンF6Fヘルキャットへ変更。ハーレーダビッドソンも所有するオーナーらしく、アメリカ軍機をモチーフに仕上げた。

零戦ではなく、あえてF6Fヘルキャットを選択

アースカラーや迷彩色が流行る以前から、ミリタリー調のカスタムはひとつのジャンルとして存在してきた。テーマや方向性は人それぞれあるが、モチーフとして人気なのが戦闘機。特にレシプロエンジンを搭載する旧日本海軍の零式艦上戦闘機(零戦)の人気は高く、すでに多くのユーザーが零戦をモチーフにカスタムしている。

このスーパーカブ90カスタムのオーナーであるtakeさんも、当初は零戦をモチーフにしようと考えたそうだ。しかし、多くの先人の真似になるのは面白くないと思い、米海軍のF6Fヘルキャットへモチーフを変更。ハーレーダビッドソンも愛車として所有することから、アメリカファンのひとりとして往年の米軍機をチョイスしたそうだ。

コックピット風のハンドル周りに操縦桿を模したハンドシフトで、気分はレシプロ戦闘機のパイロット。自作のアルミ製ホイールカバーもメカニカルな雰囲気を高めている。

100均や廃材を駆使した徹底的なディテールアップ

自作のプロペラは走行風で回転する仕組み。レッグシールドから突き出るLEDウインカーは、12.7mm機関銃6門をチャッカマンの先端で表現した。ヘッドライトはハーレーカスタム用の汎用品を使用する。

ネイビーカラーに塗られた車体には数々のディテールアップが施されており、そのほとんどがワンオフ。多くが100円ショップのアイテムや廃材利用と聞けば、製作過程を聞くだけでも面白い。

まず外装のリベット風ディテールは、100円ショップで手に入れた携帯電話用のデコレーションシールを活用。上から塗装することで、本物のリベットのような質感を演出している。

角目カブ用フェンダーを延長加工し、100円ショップのブックエンドから製作した尾翼を装着。U字ボルト製グラブバーとアンテナ線風ワイヤーを組み合わせ、航空機らしいリヤビューを完成させている。

テールに追加された尾翼は100円ショップのブックエンドから切り出したもの。グラブバーは大きなU字ボルトを加工して製作するなど、コストを抑えながら完成度を高める工夫が随所に盛り込まれている。

コックピットまで再現した遊び心に脱帽

汎用スクリーンを加工し、戦闘機のコックピットをイメージ。照準器は壊れた初代ネスカフェ・バリスタの受け皿を再利用した。速度計・回転計・燃料計に加え、傾斜計や方位計、高度計まで並ぶこだわりのレイアウトだ。

とりわけ注目されるのは、戦闘機を模したコックピット周り。自作したパイプハンドル用ステムには6個のアナログメーターを並べ、四輪用メーターフードを利用してマウント。キャノピーをイメージしたスクリーンには、照準器風のパネルまで備わる。

ちなみに、この照準器は故障した初代ネスカフェ・バリスタの受け皿を再利用したもの。さらにハンドシフトのグリップは操縦桿をイメージし、機銃の発射ボタン風に丸いリフレクターまで装着される。

操縦桿を模したハンドシフトには、機関銃の発射ボタンをイメージした丸いリフレクターをセット。ステップ先端には、子どもの工作で不要になった車輪を再利用している。

コーナーを駆け抜けながら操縦桿を握るようにシフトチェンジする──そんな遊び心まで盛り込まれた1台は、大人が本気で楽しんだカブカスタムのお手本といえる。

ディテールチェック

マフラーは市販のガトリング砲タイプを装着。実際のF6Fには採用されていないが、ミリタリーテイストを高めるアクセントとして存在感は抜群。サイドカバーの星形パーツは100円ショップのクリスマス装飾を流用した。

撮影したのはこのEVENT!

「第21回カフェカブパーティin関西」
■日時:2026年6月14日(日)
■開催地:六甲アイランドイベント広場・特設会場(兵庫県)

素敵な参加記念品が用意される、事前申し
込み制の有料イベント。適度な参加台数、
中身の濃いステージイベントなどがカブヌシから好評。これまで琵琶湖で開催されていたが、2025年からは六甲アイランドに開催地が移転された。

EVENT REPORTはこちら!

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朝9時の開場前から長蛇の列! カブオーナーが続々と来場 イベントは午前9時にスタート。 しかし開場前から参加者たちは続々と会場へ集まり、入場待ちの列が形成されていた。 参加車両はスーパーカブシリーズを中心に、クロスカブ、 […]

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【モトチャンプ】