フレームから足周りまでオリジナル!

OWNER:KIBUさん
横浜市に週末の金・土・日だけオープンしているホットドッグ屋さんがある。それが「グリーンナッツ」だ。広い敷地内にバイクもクルマも停め放題! 芝生にアメ車に古着にアートと、バイクカルチャーを詰め込んだような空間は、週末をまったり過ごすには最適。そこでミニバイク限定で行われるイベントが「Mini Motorcycle Nuts Meeting」。車種もカスタムの有無も不問のイベントで、ジャンルレスが持ち味。同イベントの主催者KIBUさんも大のミニバイク好き!で、当日はロー&ロングなアメリカンで来場! ベース車はホンダ・ジャズだそうだが、屋台骨のフレームから大きく加工を施しているため“セミワンオフ”と言っても差し支えないレベルだった。


リヤタイヤの大きさが示す通り、カスタムコンセプトは『ドラッグレーサー』。足周りを見ていくとフロントにはガーターフォークを装着している。しかし、サスペンション機能はスポイルしているゆえ、“ガーター風リジッドフォーク”が正しい。というわけでリヤも当然のようにリジッド仕様とし、乗り心地とトレードしてヴィンテージライクなフォルムをGETしている!

ベースマシンはこれ
ホンダ・ジャズ(1986年)
低いシート高や長いホイールベース、前方へ伸びたフロントフォークを特徴とする50ccアメリカン。エンジンは空冷4サイクル単気筒(49cc)。フロント16インチ、リヤ12インチホイールを採用する。
インパクト抜群のリヤ足周り!

そしてホイールも特徴だ。タイヤサイズ(扁平)で錯覚してしまうが、前後とも10インチを組んでいる。フロントはCRF50Fのスポークリムでレトロに、リヤはジョルカブを流用してチェーン駆動に対応させているのはアイデアだ。注目のリヤタイヤはヨコハマのULTバイアスタイヤを装着する。商用バンや小型トラックに向けて製作されたものでサイズは5.00-10と大きいうえ、縦リブのパターンがドラッガー的な雰囲気も! マフラーは、カブ用のエキパイを加工してミドルアップスタイルにアレンジ。長めのブラックサイレンサーやバンテージ巻きが渋い!
ブレないコンセプト!細部の作りも秀逸
フレームワークと足周りで全体の方向性を定め、鋭角なコフィンタンクや薄手のソロシート、さらにジョッキーシフトといったアメリカンならではのディテールを持たせることでCOOLな一台を完成させている。なおエンジンは75㏄にボアアップし、カブの遠心クラッチに入れ替え済み。ダイナモをむき出しにしてハーレーのオープンプライマリーをイメージしている。
オーナーのKIBUさんは他にスーパーカブやダックス50、CB750Four(K3)なども所持しているがいずれもほぼ純正とのこと。カスタムを担当するのはこの自称ジャズのみで、力の入れ具合が伺えるところだ。全体的にクラシカルなオールドレーサーを目指した車体は華奢にも、豪奢にも見えるバランスで、これは当初のコンセプトになぞらえて、しっかりとメリハリが付けられているからこそ実現できたのだ。

コブシ3個分ほどの幅しかない超ショートハンドルは「慣れれば操作しやすいですよ!車体と一体になって曲がる感じです(笑)」とオーナー談。

丸パイプを溶接したフォークデザインは非常にシンプル。ハードゲージ付きの社外ライトも絶妙にマッチ! なお、燃料タンクはカーテンをステンシルシート(型紙)にしてレース塗装が施されている。

リジッド仕様のため、ソロシートにはスプリングを設けてショックを吸収。赤色のダイヤステッチもオシャレだ!
撮影したのはこのイベント

「Mini Motorcycle Nuts Meeting」
横浜市のホットドッグショップ「Green Nuts」の敷地内で定期的に開催されている、ミニバイク限定のミーティングイベント。アメリカンな空間にはチョッパーやホットロッド系カスタムをはじめ、王道の4MINI改やUSDMなスクーター、昭和時代のコミューターまでジャンルレスのマシンが集う。隔月開催なので興味がある人はショップのWEBサイトをチェックしてみよう。
■グリーンナッツ https://greennuts-yokohama.com/
【モトチャンプ編集部】
