40年以上前の旧車がデザインモチーフ

MACHINE:HONDA MONKEY125(JB05) OWNER:HIDEさん

「モンキー125にこんなカラーリングがあったっけ?」と、思わず首をひねってしまうほど鮮烈なレッドがインパクト抜群! レトロなヘッドライトバイザーやオーバル型のゼッケン、ブルーのシートなど、どこかで見たことあるような……。日本なら80年代前半頃のオフロードマシン、QR50やCRシリーズを思い浮かべるディテールだが、こちらは欧米モデルのZ50Rがモチーフ。

というわけで、この車両は日本仕様ではなく生産国であるタイの限定モデル「モンキーZ125Rスペシャルエディション」なのだ。初出は2024年でベースはJB05。ミッションは5速を採用した現行型をベースにカスタムされている。

オーナーは、インポート車なども扱う『GTアクセル』の浜松店で購入したそうだが、慣らし運転を兼ねて、自宅まで約250kmの距離を自走したんだそう。ちょい乗りからツーリングまでマルチにこなせるキャリア&サドルバッグは手頃な装備と言えよう。

タイ仕様のモンキー125は現行型(JB05)でもABS非搭載で、前後にABSを標準装備する日本仕様とはブレーキ周りが大きく異なる。もしタイ仕様でブレーキ周りをカスタムする場合はABSの有無を念頭に置いて手を付けるのが吉!

国内では見なれないタイ仕様ゆえ気づきにくいが、『ノーマルルックカスタム』の奥深さをあらためて感じさせる一台だ。

Z50Rは早い話が旧モンキーをベースにしたコンペマシン(公道走行不可)。当時はHONDAのレース部門RSC(現HRC)がチューニングを施した“モトピット”も海外で発売。今ならCRF50Rに該当するキッズモトクロッサーだ。日本では1991年からのセールスで、オフ車系のルックスにモデルチェンジされた後期型となる。ボディカラーはXR系のグラフィックを踏襲していた。

オフロード系の装備で整える! マフラーはSP武川製を採用

各パーツのまとまりが良いため、一見するとタイ仕様の限定モデルそのまま?と思ってしまうが、そこは社外製パーツが多いモンキー125、オーナーによるカスタムが多く施されていた。まずハンドルをZETA製のブレース付きアルミバーに変更してアップ&ワイドに変更。これにボディ同系色のバークバスター製CT125用ハンドガードを追加し、可倒式のラリーミラーに変更してオフロードの雰囲気を底上げしている。

マフラーは一見すると純正に見えるが、SP武川製のスポーツマフラーを装着。ノーマルルックゆえスタイルを崩すことなく、ヒートガードのボルトを利用するサイドゼッケンの装着も違和感なくフィット! ブラックのエキパイガードをメッキに入れ替えてアピールする。

徹底した純正ルック改でスマートに!

リヤショックは、赤スプリングが印象的なタイKYB製K-Alphaシリーズを装着。純正風を装いながら走りのポテンシャルをアップグレード。このリヤショックはタンク別体かつ無段階のプリロード調整が可能。純正とほぼ同寸(330mm)だからフォルムも崩していない。

フューエルリッドにはアルミ製カバーとカーボン調のデカールを貼ってドレスアップ。開け閉めの際のキズ防止にも役立つ。

積載力UPで遠出もOK!

車体後方に目を移すと、フェンダーレス仕様にして軽快なリヤビューに仕上げつつ、エンデュランス製リヤキャリア、さらに左側にはレザーバッグを装着して積載力をアップ。

バッファローレザーを使用したスペインのトリップマシン製サドルバッグは、スイスミリタリーをモチーフにしたレトロな雰囲気。オーナーはモンキー125のほか、ADV160やハスクバーナ・スヴァルトピレン250/801を所有しており、様々なジャンルに精通している。そんなオーナーの世界観がカスタムにも反映されている。

撮影したのはこのイベント

Mini Motorcycle Nuts Meeting

■日時:2026年6月14日(日)

横浜市のホットドッグショップ「Green Nuts」の敷地内で定期的に開催されている、ミニバイク限定のミーティングイベント。アメリカンな空間にはチョッパーやホットロッド系カスタムをはじめ、王道の4MINI改やUSDMライクなスクーター、昭和時代のコミューターまでジャンルレスのマシンが集う。隔月開催なので興味がある人はショップのWEBサイトをチェックしてみよう。

■グリーンナッツ https://greennuts-yokohama.com/

【モトチャンプ編集部】