「雨雲レーダー」を採用したスマホの地図アプリを駆使し、ゲリラ豪雨を避ける・逃げるが基本!
夏に多い「ゲリラ豪雨」とは、限られた一部のエリアで、突然、しかも短時間に激しく降る大雨のこと。赤道に近い東南アジア各国で発生する「スコール」も、国内で発生する「ゲリラ豪雨」も、気温の上昇等によって積乱雲(入道雲)が急速に発達し、激しい雨を降らせるのが特徴だ。
ただし「ゲリラ豪雨」は「スコール」と異なり、発生場所や発生時間が事前に予測しにくいのがネック。バイクを運転中に重宝するのは、「雨雲レーダー」を採用したスマホの地図アプリ。
筆者は地図アプリ『Y!マップ』をスマホにインストールし、ツーリング、旅行、普段の徒歩や電車での移動など、様々なシーンで活用中。リアルな降雨状況や、今後の雨雲の動きが分かるこのアプリは本当に便利。『Y!マップ』のおかげで筆者はこれまで何度も、ズブ濡れになることを免れた(詳しくは下記ページ参照)。
バイクを利用する場合は、頻繁に「雨雲レーダー」を採用したスマホの地図アプリをチェックすべし。ゲリラ豪雨のエリアには近付かないこと。また、こちらに近付いている場合は逃げる。もしくは屋根のある場所に避難・待機するのがベストだ。
ゲリラ豪雨に備えて常備したい「バイク専用レインウェア」の選び方

バイク乗車時は事前に「雨雲レーダー」を採用したスマホの地図アプリをチェックしたいところ。しかし多忙だったり確認を忘れた場合は、運悪くゲリラ豪雨に遭遇する可能性もある。
そのために必ず用意しておきたいのが、体温低下を防ぎ、集中力が維持できる“バイク専用”のレインウェア。突発的な雨に遭遇することの多い夏には、スクーターの場合はシート下収納スペース。ミッション車はタンクバッグなどを装備し、バイク専用のレインウェアを常備しておきたいところだ。
バイク用レインウェアを選ぶ時に必ずチェックしたい「耐水圧」と「透湿度」

「耐水圧」とは、JIS規格が定めた測定方法により、生地表面がどのくらいの水圧まで耐えられるかを表した数値。数値が高いほど、防水性に優れているのが特徴。
例えば耐水圧10,000mmの場合、素材に10mm四方×高さ10mの水柱を立てても水が染み出さないことを表す。一般的に傘の耐水圧は300mm前後。なお、大雨で10,000mm前後、嵐で20,000mm前後の耐水圧が必要。
「透湿度」とは、JIS規格が定めた測定方法により、蒸れにくさを示した数値。生地の素材1m2あたりに、24時間で何gの水分が透過したかを表し、数値が高いほど蒸れにくいのが特徴。一般的に、安静時には2,000mm、軽度の運動時には5,000mm、激しい運動時には8,000mmの透湿度が必要とされる。
高速道路など高速域で走行するバイク用レインウェアの場合、強烈なゲリラ豪雨や台風並みの嵐に耐えうる20,000mm以上の耐水圧。また軽度の運動時に必要な5,000mm以上の透湿度が理想的。
それ以下のレインウェアは、走行時に衣服や体が濡れてしまったり、蒸れで不快となる可能性があるので、購入時は十分注意したい。
レインウェアに加え、ヘルメットのシールドに曇り止めや撥水剤を塗布しておくのも、視界の確保に役立つことを覚えておこう。
もしもゲリラ豪雨に遭遇したら? バイクで走行時の注意点

もしもバイクで走行中、ゲリラ豪雨に遭遇した場合は、レインウエアを着用して走り続けるよりも、安全な場所を探して停車or駐車し、身の安全の確保を優先することが大切。
無理な走行は禁物
少しでも危険(前が見えにくい・安全に止まれない・路面状況が分からない等)を感じたら、目的地への到着を急がず、雨が凌げるコンビニ、ガソリンスタンド、道の駅、高架下などに避難し、雨が弱まるのを待つこと。
夏場のゲリラ豪雨は数十分で弱まることが多いため、無理に走行を続けるメリットは少ないはず。
走行時の注意点
・雨で滑りやすいマンホール、白線、鉄板の走行を避ける。特に交差点や横断歩道の白線は滑りやすいため、転倒の原因となる急ブレーキ、急加速、急ハンドルなどの操作を避けることが重要。
・前車や対向車の跳ね上げる水で視界が悪くなるため。また制動距離が乾燥路面よりも長くなるため、十分な車間距離を取り、ブレーキは前後をバランスよく、晴天時より早めにかけること。
・アンダーパス等々、冠水した道路には入らないこと。水深が分からず穴や側溝にはまる危険あり。またエンジン、吸気系、排気系に水が入ると走行不能になる可能性大。
・たとえ雨が止んでも雷鳴が聞こえる場合は走行を控え、落雷を避けるためにバイクから離れ、建物の中に避難すること。
1年中「スコール」は当たり前。フィリピン・マニラのライダー事情

バイクタクシーがひしめくフィリピン・マニラ。赤道に近い亜熱帯の同地の雨季は、「ゲリラ豪雨」に近い「スコール」が日常茶飯事。
突然のスコールに見舞われた時、雨や日差しが凌げる道路の高架下は、雨ガッパを着用するなど“雨対策”する多くのライダーたちの溜まり場となる。
雨ガッパ、また専用ホルダーに装着されたスマホの養生(ビニール袋)の着脱は、マニラのライダーたちにとってはお手のもの。皆、面倒くさがる素振りもなく、慣れた様子で淡々と作業していた。
バイクタクシーの多くは、タンデム者(お客さん)が背もたれできるトップケースを装着。トップケースの中にはお客さん用ヘルメットや雨天時のお客さん用雨ガッパ等を収納。
フィリピン・マニラのバイク事情は、下記ページを要チェック!
ライダーの大敵「ゲリラ豪雨」の基礎知識。突然の豪雨を事前に把握し、上手に避ける&逃げること。賢くて合理的な方法はコレだ! | Motor Fan|自動車情報のモーターファン
バイク用レインウェア選びのキーワード「耐水圧」と「透湿度」|最新のバイク用レインウェア | Motor Fan|自動車情報のモーターファン
【2022年】バイク用レインウェアおすすめ人気15選|コスパ最強 | Motor Fan|自動車情報のモーターファン
【ゲリラ豪雨に備える】バイクは道路の冠水にどこまで耐えられる? | Motor Fan|自動車情報のモーターファン
【雨の日バイク】梅雨の時期は危険がいっぱい! 運転する時に注意したい7つのポイント | Motor Fan|自動車情報のモーターファン
フィリピンの首都・マニラのバイク事情! 街に溢れる“タンデム走行の正体”はバイクタクシー、他人の汗に濡れたヘルメットが嫌だった。 | Motor Fan|自動車情報のモーターファン
