30mmショート加工しつつ「走れる」仕様へカスタム!
「モンキーミーティングin多摩」にはモンキーだけでなく同じ横型エンジンを搭載するダックスやシャリィ、スーパーカブなどもエントリーが可能。そのためモンキー以外の車種も比較的多く参加している。もちろんカスタムされた個体も多く、モンキーのパーツが使えることからエンジンなどは似たような仕様になるケースが多い。ところがダックスやシャリィだとボディスタイルを大きく変えることは難しい。個性的なスタイリングゆえで、純正の姿を残したままエンジンや足周りをカスタムしている。

女性オーナーのあられさんはシャリィを所有するのがこれで2台目。1台は今も所有しているため、2台目を手に入れたときはカスタムすることが前提だった。カスタムの方向性は「チョップしつつも走れる」というもの。具体的には前後サスペンションを30mmほどローダウンさせながら、エンジンを持ち上げ10インチホイールへインチアップして最低地上高を確保しているのだ。
カラーリングに悩んで3年も過ぎてしまった!
フロントフォークを切り詰めリヤショックをショートタイプにすることでローダウンさせたが、エンジンマウントを20mmほど上げる加工を施して段差を乗り越えても下周りがヒットしないようにした。また前後にGクラフト製10インチホイールを履かせたことでコーナリング時の安定性も手に入れている。

カスタムがほぼ完成したところで問題となるのがカラーリングだ。ボディ自体はほぼノーマルのため、カラーリング次第で大きく印象が異なる。ボディから純正の塗装を剥がしたら、下地としてサフェーサーを塗る。さらにサフェーサーをペーパーで研いで面出しをしてから本塗装になるのだが、なんとここで作業がストップしてしまう。あられさんが色合いに悩み出してしまったのだ。

悩み出すとキリがないもので、カラーリングに思いを馳せていたら3年もの月日が流れていた。その間はサフェーサー仕上げのまま乗っていたというから本気で悩んでいたことを伺わせてくれる。それでもチョップ加工+10インチホイール仕様のシャリィはノーマルとはまた違う乗り味を楽しめたことだろう。
φ52mmピストンでエンジンをボアアップ!
せっかくカスタムを進めたのでエンジンにも手を加えることにした。φ52mmのピストンを用いることで排気量を110ccにまで拡大。吸排気系にCR26キャブレターとアクラポビッチ製マフラーを組み合わせることで高回転まで勢いよく回る特性を手に入れた。ミッションも強化済みでSP武川製5速ミッションを使用している。

ところが使ったミッションはシャリィ用ではなくジャズ用。というのもスイングアームをGクラフト製に変更してワイドタイヤを履かせたため、チェーンラインを調整しなくてはならない。そこでカウンターシャフトの長さが異なるジャズ用を用いることで、カウンターボードと組み合わせることでチェーンラインを調整しているのだ。

一見して派手さは控えめなのだが、下まわりを見ると意外にも凝ったカスタムが施されている。Gクラフト製ホイールやスイングアームがアルミのため、そのままだと変化が少ない。そこでスイングアームの側面へ彫金による模様を加えているのだ。これまで紹介してきたカスタムモンキーだとさらに多くの面へ加工を施している例が見られたが、ピンクのシャリィだとこれくらいがちょうど良い塩梅。3年悩んだことで良い結果が生まれたようだ。

撮影したのはこのEVENT!

【モトチャンプ】
「500台超のモンキーが東京サマーランドに集結!」第18回モンキーミーティングin多摩は“濃すぎるファン”だらけ! | Motor Fan|自動車情報のモーターファン