MicroVision(マイクロビジョン)は9月15日、IAA Transportation 2026にて、同社のセンシングおよびパーセプションポートフォリオの拡大する範囲を展示し、LiDARハードウェア、パーセプションソフトウェア、およびオープンセンサー統合が連携して、輸送および自動運転におけるますます複雑化するアプリケーションに対応できることを示した。
展示の中心は、新たに発表されたMicroVision Perception Platform。センシングおよびパーセプション構成を個々のアプリケーションの要件に合わせてカスタマイズできるように設計されたモジュール式のアーキテクチャである。具体的には、長距離と短距離のLiDARを組み合わせた商用車向け統合システムの提案と同時に、対象物の「速度」を直接計測できる次世代のFMCW方式LiDAR技術を初公開している。
「当社の製品ポートフォリオは、シンプルなアイデアに基づいて構築されています。それは、アプリケーションをセンサーに合わせるのではなく、アプリケーションに合わせてパーセプションを調整していくべきだという考え方です」とマイクロビジョンの最高経営責任者であるグレン・デボス氏は述べている。「つまり、お客様には、現在、センシング範囲、フォームファクター、ソフトウェア、アーキテクチャなど、幅広い選択肢を提供すると同時に、将来的に新たな技術が成熟するにつれて、それらを組み込むことができるプラットフォームを構築していくということです」

Perception Platformとは、いわばマイクロビジョンにおける最新のシステムパッケージ名。主な構成機材として、長距離用LiDAR「HALO」と短距離用LiDARの「MOVIA S」があり、Perception Platformではこの長短LiDARを組み合わせてトラック周囲360度全方位を隙間なく監視するということが提唱された。同社によれば潜在的な用途は、高速道路トラック輸送、自動運転貨物輸送、ラストマイル配送、バス、ごみ収集車、建設機械、鉱業、物流車両など、速度や車両サイズにかかわらず多岐にわたるという。
Perception Platformがマイクロビジョンにおける最新技術なのに対し、次世代の測距方式としてFMCWが初公開された。Frequency Modulated Continuous Waveのアクロニムであることからもご想像のとおり、現在主流のToF(Time of Flight)方式に対してFMCWは波長を細かく変化させながら連続して光を照射する仕組み。照射された光が対象物に反射して返ってくるまでの波長のずれ(ドップラー効果)を計算し、距離のみならず照射対象物の速度を直接、瞬時に測れるのが特長。従来のToF方式LiDARでは捉えにくかった複雑で動的な環境において、高速道路での自動運転トラックや物流車両の安全性を飛躍的に高める可能性を提示した。

「IAAで当社ブースにお越しいただいたお客様には、マイクロビジョンが現在提供できる製品・サービスの幅広さをぜひご覧いただきたい」とデボス氏は付け加えた。「当社は、より幅広いアプリケーションにおけるパーセプションに関する課題に対応できるセンシング技術、ソフトウェア、アーキテクチャを備えています。私たちは次世代のパーセプション企業を構築しているのです」

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