LY680はレクサスが培ってきた価値を海へと拡張し、陸・海・空をシームレスにつなぐ新たなモビリティの未来を体現する存在

レクサスは“360度モビリティ”を目指している。「移動」とは陸だけに限らない。人は海を渡り、空を飛び、そのすべての過程で何らかの体験をしている。その体験すべてでレクサスは、「本物を知る人が素の自分に戻れる」時間・空間の提供を目指している。

昨年10月に開催された『ジャパモビリティショー2025』において、CBO(チーフ・ブランディング・オフィサー)のサイモン・ハンフリーズ氏は「私たちが思い描いている未来のレクサスは、クルマづくりだけにとどまりません。次なる舞台は、海と空です。言い換えれば、360度のモビリティです」と語った。

レクサス スポーツ ヨット コンセプト

8年前の2017年1月、「クルマ屋」から「モビリティカンパニー」への変革を進めるなかで、トヨタマリンとレクサスがコンセプトモデル『レクサス スポーツ ヨット コンセプト』を発表。そして、その約2年後の2019年、モビリティの可能性を海にも広げるレクサス初のラグジュアリーヨット『LY650』が発表された。『レクサス スポーツ ヨット コンセプト』の流れを汲み、レクサスのデザインフィロソフィーを、65フィートヨットという新たな形で具現化したモデルだ。

トヨタの豊田章男会長(当時社長)は、このようにコメントしている。
「LY650は、ラグジュアリーライフスタイルブランドを目指すレクサスのクルマにとどまらない挑戦の象徴です。先進的で高品質なLY650が、世界中の海でその美しい姿を披露することを、本当に楽しみにしています。私たちは、モビリティカンパニーとして、海においても新しいモビリティの可能性を追求してまいります」

LY680

このたびグローバル販売の開始が発表された『LY680』は、『LY650』の改良モデル。約1400mm長くなったフライブリッジ、700mm延長されたスイミングプラットフォームにより、全長は約68フィート(20.63m)となった。

『LY680』は新たなモビリティ体験を提供する先駆者として、“ラグジュアリーの中心”で、さらに自由に進化するレクサス自身の象徴として、「DISCOVER ESCAPISM(ディスカバー エスカピズム)」をテーマに掲げる。信号も渋滞もなく、他人の視線もない究極のプライベート空間となる海上で、乗る人に多忙な日常から解放された「本物を知る人が素の自分に戻れる、隠れ家のような空間」を提供する。

マリン事業部の林豪副部長はグローバル展開の意味についてこのように話す。
「LY680は、レクサスが培ってきた価値を海へと拡張し、陸・海・空をシームレスにつなぐ新たなモビリティの未来を体現する存在です。広大な海を舞台に、家族や仲間と過ごすかけがえのないプライベート空間と特別な時間を創出し、人々の心に深く残る感動体験をお届けします。そして、その体験価値を通じてお客様の人生を豊かにし、レクサスブランドの可能性を世界へ広げていきます。」

レクサスのデザインフィロソフィーである「L-finesse(エル・フィネス)」を具現化したエクステリアと、細部まで造り込んだ快適な居住空間を実現。パフォーマンスにおいては、レクサスの追求する「すっきりと奥深い」航走性能を目指し、安定した操縦性や優れた乗り心地、静粛性を実現している。

LY680 & レクサス ヘリコプター

“360度モビリティ”への挑戦は、レクサスだけで成し遂げているわけではない。海のモビリティはレクサスの内製に限定せず、世界のトップパートナーと組むことで実現を目指した。

『LY680』を生産するのは、カスタムビルドを得意とし、高い技術力と生産能力を持つ、ラグジュアリーヨット市場におけるアジアのリーディングブランドである『Horizon Group』だ。レクサスが担うのはデザインと体験価値の設計、Horizon Groupが担うのは、大型ヨットの建造で培った「造る力」。このふたつが交わり、TPS(TOYOTA Production System:トヨタ生産方式)を応用したヨット生産手法を重ね合わせて、両ブランドの強みを活かした『LY680』が誕生した。

Horizon GroupのJohn Lu(ジョン・ルー)CEOは、グローバル展開について、このように話す。
「レクサスのパートナーとして選ばれたことを大変光栄に思っています。『Horizonのコアバリューは何か』と問われれば、それは設備や資産ではなく『人』です。私たちの製品を世界中へ発信できることは、Horizonにとっての誇りであるだけでなく、台湾の誇りでもあり、とても楽しみにしています」

レクサス「LY680」主要諸元
・全長:20.63m
・全幅:5.76m
・エンジン:ボルボ・ペンタIPS1350/1050×2基
・燃料タンク容量:4012L
・清水タンク容量:852L
・客室数:3部屋(ベッド6名対応)
・乗員数:15人