Q.街中でサーキット走行の練習はできるの?

A.「車幅感覚」「適切なハンドル舵角」 「ヒール&トー」「荷重移動」などなど……
スポーツドライビングに必要な感覚と操作は街中で習得できます!

Part1 講師 梅田 剛
レブスピードが行っていたドラテク通信添削『R会』の名物講師。本業は医師で、今回の取材は自身のクリニックで行った。基本操作を日常で身につけておけば、走行会で身につくことも多くなるし、クルマを傷めることも少なくなると力説。操作での身体の動かし方も医学的観点から語っている。

僕は、車好きのアマチュアレーサーです。本職は美容外科医。自身が凄く速く走れるかというと、レース経験があっても、レーシングドライバーには敵いません。ですが、僕には僕の強みがある。ドラテクに関する、うんちくの多さです。ドラテクオタクだから、いくらでも語れます。

人の運転や車載映像を観て、具現化して、詳しく説明するのも得意で、誰にも負けないという自負があります。これまでたくさんの練習をしてきましたし、現在も続けていますので、その成果ともいえます。

「練習場所はサーキットに限る」「高いスピードで走らないとダメ」そう勘違いしている人は多い。でも決して、そうではないのです。

街中を安全な範囲で、制限速度を守って走る中でも十分、スポーツドライビングの練習は可能です。走る速度も使うエンジン回転域も低い街中で、落ち着いて確実に完了できない操作は、速度も回転も高くなるサーキットでは、余裕がなくなって絶対に上手くいかない。

僕の経験からも強くいえることで、基本的なことだと考えます。そのために僕は速さだけでなく、車を綺麗にコントロールするという気持ちを込めた運転をいちばんに意識しています。

いまからは、ひとつひとつの操作を押さえて街中を走ってみましょう。

よくいわれる荷重移動も、じつは日常でも感じ取れます。もっとも「荷重移動とは?」僕も最初は、荷重移動の正体がわかりませんでした。それは、クルマが左右や前後に傾く、ロールやピッチングの状態をつくること。

交差点の右左折や、高速道路のレーンチェンジ。そんな場所でも荷重移動はマスターできます。サーキットのコーナーには、クリッピングポイント(CP)があります。

街中や高速道路でも、仮想のCPを置くと、ブレーキの掛け方やハンドルの切り込み、加速のタイミングとコーナリングの組み立てが学べます。

苦手とする人が多いヒール&トーも、ETCレーンの減速時にその感覚をつかめます。あとは車両感覚。道路には白線が引いてあります。それと自身が運転するクルマとの距離感を磨くことは、サーキットでのコース幅を有効に使う攻め方に役立ちます。ドライビングポジションも、日頃から心掛けることができます。

次回からは、街中でもできる練習の実践編です。


次回 REVSPEED ドラテクQ&A Part1-② 正しい操作のために大切なことは?

10月20日 19:10~配信予定 お楽しみに!


■REVSPEED

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