日本で最も人気の高いBYD車「アット3」は改良版を日本初公開!

BYDは9月30日に同ショーにおける出展概要を発表。このたびの発表では、今回は一部の日本公開モデルが発表された。なお、残る乗用車部門および商用車のジャパンプレミアモデルについては、10月22日(水)に公開される予定だ。
乗用車部門

シーライオン6 DM-i
今年で日本市場への参入発表から3年目を迎えたBYDオートジャパンは、今年のBYD事業方針発表会で公表した事業計画に則り、BEVの航続距離に対する不安を払拭するPHEV(プラグインハイブリッドEV)モデルを日本初公開する。BYDは、2008年に世界に先駆けてPHEVの量産化に成功した。「シーライオン6 DM-i」は、BYDが蓄積してきた技術の集大成である高効率なバッテリーおよび電気モーターと1.5Lの自然吸気エンジンを組み合わせた、BYD独自の DM-i(Dual Motor Intelligence)システムを搭載。世界のNEVをリードするBYDらしく、バッテリーとエンジンを高度に協調制御しながら、経済的で爽快な走りを実現している。

アット3
ミッドサイズBEV「アット3」は、2023年1月から販売が始まり、日本の道路状況に適したサイズと長い航続距離(WLTCモードによる一充電走行距離470km)が人気を集め、これまでの累計販売台数は2500台に達するなど、BYDが日本で展開するモデルのなかでもっとも高い人気を誇るモデル。今春開催された中国・上海ショーでは、主に内外装を刷新した最新の「アット3」がデビュー。ジャパンモビリティショー2025では、国内販売の開始に先駆けての公開となる。

ヤンワンU9
BYDのハイエンドブランド「仰望(ヤンワン)」が誇る高性能BEV「U9」を日本初公開。U9は、そのシルエットから、スポーツカーとして注目を集め、今年9月にはベースモデルをさらにチューニングした「U9エクストリーム」でEVの世界最速記録となる496.22km/hを記録するほか、世界のスーパーカーがコースレコードに挑戦するドイツ・ニュルブルクリンク北コースで7分を切るタイムレコードを記録するなど、BEVスーパーカーとしての新境地を切り拓いている。会期中は、「U9」の電子制御サスペンション「D-Sus-P」の柔軟性をアピールするダンスパフォーマンスが予定されている。
商用車部門
T35シリーズ(アルミバン仕様/平ボディ仕様)
BYD商用車部門は、今年1月のBYD事業方針発表会で公表した新しい電気トラック「T35」をジャパンモビリティショー205 2025で世界初公開する。「T35」は、NEV(新エネルギー車※)で世界をリードするBYD独自の最先端技術で、日本市場での使用を考慮したモデル。今回の初披露では「T35」のアルミバン仕様と平ボディ仕様の2モデルが披露される。なお、同モデルの画像は10月29日(水)に公開予定となっている。
※New Energy Vehicle(BEV、PHEV、FCVの総称)