モンキーやシャリイのカスタムスタイルで定番人気のヤンチャ系シャコタンにトライ! 純正フォルムを極力残しつつ、目一杯ローダウンしても走れるようにカスタムされている。

リトルカブらしさを残した“ヤンチャ系シャコタン”

ローライダーというとUSカスタムっぽいイメージになるが、同じローダウンメイクでもこのリトルカブが目指したのは、ちょっとヤンチャな『シャコタン』。アメリカでJDM風にカスタムしたら、こんなイメージかな? というコンセプトで、カブらしさを残してローフォルムに仕上げられた。

オーナーのこだわりは、ローフォルムでもちゃんと走れること。エンジンはキタコのライトボアアップキットで88cc化され、非力なノーマルエンジンの弱点を克服。バンク角を稼ぐためにステップはアップ加工され、行き場を失ったリヤブレーキペダルは撤去されてハンドブレーキ仕様へ変更された。

低さを強調するための徹底した加工

車体を低く見せるため、ヘッドライトは市販のベーツタイプをフロントフェンダー上へ固定。バーハンドル用のハンドルポストにワンオフの絞りハンドルをセットし、メーターはレッグシールド内側へ隠すようにマウントされる。シートはフラットな社外品にすることで低さをアピールするものの、座り心地を犠牲にするのは割り切ったチョイスだという。

純正フロントフォークをベースに、インナースプリングをカットしてロッドも短縮加工。小型LEDウインカーにすることでスマートな印象にしつつ、大きめのヘッドライトを目立たせている。

ローダウンの具体的な加工は、前後サスペンションを限界までローダウンしたこと。純正フェンダーがタイヤへ深く被ることで、シャコタンらしい低さと独特の一体感を強調しているのもポイントだ。ベース車を入手した時点でリヤフェンダーはカットされていたが、中古パーツでカットされたフェンダー先端部分を入手し、溶接&スムージングして鉄カブらしいシルエットを復活させた。

“小ささ”を楽しむリトルカブカスタム

リトルカブはもともと標準で14インチという小径ホイールなので、ここまでローダウンすると車体の低さは相当なもの。張り出しを抑えた絞りハンドルがコンパクトさに磨きをかけ、イメージした『シャコタン』カスタムが完成されている。

ちなみに、この仕様で日帰り100kmツーリングもこなすという坂本っちゃんさん。腰やお尻は痛くなるが、ゴキゲンなフォルムで走れることは、かなり満足感が高いそうだ。

ディテールチェック

マフラーは自作のワンオフで、カチ上げたショート管という独特のデザイン。ステップはアップ加工して走れる高さを確保し、ブレーキペダルを廃してハンドブレーキ化している。
厚みの薄いフラットな社外品シートにすることで、シャコタンスタイルと絶妙にコーディネート。リヤキャリアは純正をレストアして再塗装し、昭和感のあるゴムひもをあえて巻く。
OKD製ショートリヤショックで目一杯ローダウン。チェーンカバーはマウント位置を上へ移動し、チェーンとの干渉を回避する。カットされていたフェンダーは再溶接時にスムージングされた。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.20」
■日時:2026年5月10日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


【モトチャンプ】