
速さを求めたら“ヤンチャ系カブ”になった
カブカスタムにはいくつかの定番スタイルがあり、このリトルカブもその流れを汲む一台。エンジンをマニュアルクラッチ仕様の社外125ccへ換装し、レッグシールドカットやフェンダーカットによって軽快かつスポーティなルックスへ仕上げている。
ただ、このままでは“定番メイク”に埋もれてしまう。そこでオーナーのやまちゃんさんが取り入れたのが、大型ヘッドライト&大型テールランプによるアンバランスなおもしろさだった。
さらにヤンチャなローダウンメイクで人気の『絞りハンドル』も盛り込み、異種混合なカスタムスタイルに仕上げた。

ヨシムラYD28&OVERマフラーで本気仕様
もともとカスタム当初は“速さ重視”の方向で製作していたそうで、冷却効率を高めるオイルクーラーや補強のためのサブフレームなど、内容を見れば本気度はかなり高い。
前後サスペンションは強化した結果のローダウンで、軽快なフェンダー処理もスポーティさの追求だ。
目につくパーツは一級品のブランドで固められており、ヨシムラのYD28キャブレターはレッグシールドを切ってギリギリのクリアランスでマウント。モンキー用のOVERレーシング製GPパフォーマンスショートマフラーを流用装着するなど、スペックを求める姿勢は妥協がない。

“デカ目”で完成したアンバランス感
ここまで本気でチューニングすると問題になるのが、純正ドラムブレーキの制動力不足。オーナー自身もディスク化は考えているそうだが、コスト面もあり現在は保留中。逆に言えば、それが“飛ばしすぎ防止”のリミッターになっているというわけだ。

そのぶん、遊び心が湧いた結果が現在のデカ目&絞りハンドル仕様だった。スポーティな本気カスタムなのに、どこかひょうきんで力の抜けた存在感は、アンバランスを楽しむ心の余裕を感じさせる。完璧に仕上げることだけがカスタムじゃないという、カブの自由さをカタチにしているのだ。
ディテールチェック






撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.20」
■日時:2026年5月10日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)
こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!
【モトチャンプ】