ホンダは、約2.5兆円のEV戦略見直しに伴う巨額損失により、コスト削減を図るために、既存モデルのライフサイクルを延長することがわかった。

ホンダ オデッセイ

ホンダの電気自動車への巨額投資は失敗に終わり、同社は土壇場で多くのモデルの生産中止を余儀なくされそうだ。その影響は、アキュラRSXをはじめとするEV計画の見直しにも及んでいる。

ホンダ アコード

Automotive Newsが入手したサプライヤー向けメモによると、ホンダはオデッセイ、アコード、HR-V、そしてアキュラMDXとインテグラの生産を延長するとのことだ。詳細を見ると、次世代オデッセイ・ミニバンの発売は少なくとも3年延期され、2030年3月発売予定となっているようだ。

現行アコードもさらに1年間販売が継続され、2030年3月まで生産されるスケジュールとなっている。この文書には次世代セダンについては触れられていないが、同誌はハイブリッド専用モデルになる可能性を示唆している。

北米で販売が堅調なHR-V(日本名:ヴェゼル)は、は、少なくともあと2年間は現行モデルのまま販売が継続され、第4世代モデルは2032年まで登場しない可能性があるのだ。

アキュラでは、TLXとZDXは生産終了となり、RDXも一時的に生産休止となる。さらに、現行インテグラとMDXの生産延長によって、アキュラの苦境に追い打ちをかけていることがわかった。

とくに注目されるのがMDXだ。次世代MDXの発売は2031年初頭に延期された。その時点で発売から10年が経過しており、アキュラのベストセラーモデルであるMDXさえ、世代交代が困難な状況となっているようだ。

ただし、日本では、新型モデルの開発がなされているという情報もあり、今後注視していきたい。